写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2012年11月アーカイブ

 

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11月29日、午後1時過ぎから八丁堀にある(株)日本写真企画の会議室において、写真雑誌「フォトコン」2013年2月号の”組写真の部”の審査がおこなわれた。今回も全国の応募者の人たちの熱気がムンムンと伝わってくる作品多数寄せられた。担当編集者との討論も重ねながら最終的に各入選が決まったのは午後6時を廻っていた。
僕はこの日、朝食も昼食も食べていなかったので、途中おにぎりを食べながらの審査だった。しかし、まったく疲れは感じず、逆にわくわくするような気分だった。それは応募されてきた作品の質、内容が前回と比較すると大きくアップしていたからである。審査員冥利に尽きるのはこうした時の充実感であろう。回を重ねるごとに応募作品がグレードアップしていくよう僕も心して審査をしていかねばなるまいと改めて思った・・・・・・。(写真撮影は藤森編集長、僕と一緒に写っているのは坂本副編集長)

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編集部一同は、みな忙しいとのこと、石井社長も地方出張でいない。社長はこの前の前橋での僕の個展にわざわざ来てくれたのでお礼に一杯と思っていたのに残念~!!・・・・・・・。やむなくまたもや独り寂しく帰ろうと思って駅に向かってトボトボと歩いていたら、なんとこの前、初めて入った酒場を覗いたら、そこで会っただけなのに前橋の個展を見に来てくれた丸ちゃんとヨーコちゃんがカウンターで杯を傾けているではないか・・・・・・・。明日から東北へ出張だというので軽くサックと乾杯して、先日のお礼にとこの店の売りのさばの刺身などの盛合わせを奮発してご馳走したのだ~。 前橋の会場では2人に気づかず本当にごめんなさいね。 そしてありがとう・・・・・・・。

古い友人の大山謙一郎さんの写真展に行ってみた。疑視展と称する彼の写真展は今回で36回目となる。この写真展の題材となったブータンには今年の5月に1週間ほど行ってきたと言う。それで半年後に個展を開催するのだからいかにも大山さんらしい。12月にもキューバへ行くと張り切っていた。

20日から銀座のタチカワブラインドショールームで開催している第5回日本中国写真藝術協会展の会場当番だったので行った。6時30分からはオープニングパーティなので会場はすでにお客さんで賑やかだった・・・・・・・・。

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銀座キャノンギャラリーの大山さんの個展会場で。もう30年来の付き合いだ・・・・・・。
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外務省、中国大使館の一等書記官、芳賀日出男、伊藤則美日本写真家協会名誉会員をはじめ、40数名の方々が出席していただき、賑やかな会となった。
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佐藤成範会長と出席者・・・・・・・。
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新しく入った伊藤厚会員と主席者。
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右から先輩写真家の芳賀日出男さんと、伊藤則美さん・・・・・・・。
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パーティ会場の外はXマスのデコレーションで飾られていた・・・・・・・。
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香港を本拠地にして活躍している岡崎祐武会員と父親と家族。
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遅れて写真家の塩崎亨君も来てくれた。歳が60歳近くも離れている芳賀さんと記念写真・・・・・・・。
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パーティが終わった後、(株)ニコンイメージングジャパンの関口さんら6人で、友人が常連の浜松町の「芝文」へ行った。パーティ会場が新橋だったのでタクシーでワンメーターだった。この店は僕も何度か来ているが何と言っても築地直送の肴が旨い。明治30年代から魚屋として創業してきた老舗の店だ。この日も珍味の肴が沢山出た。酒は鹿児島県屋久島の芋焼酎「三岳」をボトルで3本空けた・・・・・・。
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前列左から写真家の烏里烏沙君。数日前に中国横断山脈の最高峰・ミニヤコンガの取材から戻ったばかりだ。写真家の菱山忠浩君、塩崎亨君、そして日比谷でアパレル関係の仕事をしているMさん。この店はMさんの紹介だ。塩崎君からは今年度の「第10回開高健ノンフィクション賞」を受賞した佐々涼子著『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』をもらった。塩崎君が表紙カバーと本文写真と著者のプロフィール写真を担当したのだという。なかなか良く撮れていて、いい仕上がりだった・・・・・・・。おめでとう!
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11月27日は「芝文」の若女将の誕生日だというので記念に写真を撮って欲しいと頼まれた。綺麗な女将なのでサラリーマンなどに人気が高い・・・・・・・。
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女将の誕生日祝いにと花束をプレゼントしたお客さんと。
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ついでに僕ともと言うので。 おこぼれにあやかりまして・・・・・・・。誕生日おめでとう~☆
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ニコンの関口さんはこの日一番のはしゃぎようだった。写真家をめざして勉強中だという烏里君の友人のYさんと。2人で焼酎のロックをグビグビとやっていた・・・・・・。
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誕生日を迎えた女将を囲んでみんなで記念写真。撮ったのは塩崎君で~す。
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僕の帽子をかぶりパイプに火を付けてポーズを決める関口さんです。 ごくろうさまでした・・・・・・。

今日は朝から冷たい時雨が降り続いている・・・・・・・・。2012年、平成24年も残す所、あと1ヶ月余り。この師走の忙しい時期に総選挙をやると言うのだから、政治家どもの考えることは庶民感覚からすればいかにづれていることか・・・・・・・。われわれ国民が持っているものといえば一票の投票用紙しかない。しっかりと政党、候補者の政策を見極めて有効に行使しなければならない。原発問題、消費税問題、TTP問題、憲法改正問題などなど・・・・・・・。

日本の未来にかかわる大きな問題が問われる選挙となるだろう。子供たちに未来を託すうえでも重要な試金石となるべき問題もたくさん含んでいる。眦を決して、真の姿を見抜き大切な一票を投票しよう・・・・・・・。

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昨日25日は小説家の三島由紀夫が42年前に東京市ヶ谷の自衛隊総監部を襲い事成らず、割腹自殺をはかった日である。歳時記では三島忌。11月18日からこの三島忌の11月25日までの間、多数の著名人が亡くなっている。本格的な冬の到来で気候が寒くなることのなども影響しているのか、どうかわからないが代表的な忌日をあげてみよう。

11月18日、小説家・徳田秋声の忌日、19日、歌人・吉井勇の忌日、俳人・小林一茶の忌日、21日は、歌人で書家の会津八一の忌日、俳人・石田破郷の忌日、22日は江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作家・近松門左衛門の忌日、鎌倉幕府の執権・北条時頼の忌日でもある。そして11月23日は、24歳の若さで逝った明治の女性小説家・樋口一葉の忌日である。これほどまでに著名人が集中して亡くなっている週は珍しいので記しておこうと思う。  みなさんもくれぐれもご自愛のほど・・・・・・・・。お祈りしております。  合掌

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☆10月、11月の写真展の折は、たくさんの方々から祝いの品をいただきましたこと、遅くなりましたが心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

☆お歳暮の季節となりました。僕にとっては少しは食いつなげるうれしい季節の到来です。   香川・Sさん (高松銘菓) 岡山・Tさん (瀬戸内の干物) ありがとうございました・・・・・・。 合掌     日本お布施党 党首

 

21、22日と前橋での個展を終えてからはじめて都内に出た。まずは古い友人の陶芸家・坪島土平さんの窯元、広永陶宛を継ぐ藤村州二の作陶展を見るために新宿の伊勢丹へ向かった。彼の個展は第1回目からずーと見てきている。作品もぐい呑みなどの小物を求めている。師匠にはまだまだ遠いが着実に腕を上げているのは感じられた。

その足で新宿御苑にあるアイテムフォトギャラリー「シリウス」へ。来年1月5日から16日まで、同ギャラリーの年頭企画展として開催する小松健一写真展「三国志巡礼」のDMなどの打ち合わせのためだ。会場構成のために壁面なども確認してきた。年内中に飾り付けを終了しなければならないので、時間はあまりない・・・・・・・。

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銀座の写真弘社、アートギャラリーなどを巡ってから僕も出品している第5回日本中国写真藝術協会展がひらかれている銀座・タカダブラインドショールムへと向かった。すでに銀座の狭い空は西日で赤く染まり始めていた・・・・・・・。
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写真展会場で来場者の記念写真を撮る佐藤成範会長。今回は僕や烏里烏沙君など16人が出品している。
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僕の作品の前で。今年8月に取材へいった四川省西南部にある涼山自治州で撮影したもの。
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沖縄から仕事で上京していた先輩写真家の小橋川共男さん。もう40年来の付き合いだ。彼はまた沖縄の自然環境を守る運動も中心となってしている。 僕の写真を厳しい眼で見ている小橋川さん・・・・・・・・・。
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偶然に銀座ニコンサロンで共通の友人、比嘉良治さんが写真展「ちらがー 沖縄の素肌」を開催していてこの日がオープニングパーティだったので2人で参加した。
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名護のフォトフェステバルで僕と一緒に審査委員をした梶原高男さんと比嘉さん。僕は比嘉さんと会うのは20年ぶりぐらいになろうか・・・・・。彼はいまもニューヨークの大学で美術を教える教授をしている。時々は故郷の沖縄に帰り撮影を重ねているのだという。今回の作品もそのひとつの成果である。
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株式会社シグマの広報・宣伝課長の桑山さん(左)と前ニューヨークシグマの支店長。
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比嘉さんと小橋川さんとのツーショット・・・・・・・。パーティには何故か島酒はありませんさ~・・・・・・。
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ちょうど日本中国写真藝術協会展を見に来ていた写真集団・上福岡のメンバーのTさんも一緒に銀座と言えば定番の「ライオン銀座7丁目店」へ行った。明日から3連休とあってか店はお客さんでにぎわっていた・・・・・・・・。
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銀座の街はもうすっかりとXマス商戦一色に飾りつけられていて、街行く人々の目を楽しませていた・・・・・・・。

11月15日、午後1時から平成24年度「ぐんま山村」フォトコンテストの審査が群馬県庁でおこなわれた。僕が審査委員長となって今回で5回目。他の審査委員は神流町町長、嬬恋村村長、群馬県企画部長など。2時間ほどかけて厳正な審査の結果、最優秀賞をはじめ入賞作品45作品が決定した。

表彰式ならびに展覧会は来年1月25日から群馬県庁において開催される。今年は応募作品数、応募者数とも昨年とほぼ同じだったのが残念であったが、質的な内容は大幅に高くなっていたのが成果であろう・・・・・・・。

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群馬県庁から見た榛名山。遠くには白銀の浅間山見える・・・・・・。
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今回から中之条町町長に代わって審査委員となった嬬恋村村長(手前)をはじめ熱心な審査が続く・・・・・。
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県庁からの坂東太郎こと利根川・・・・・・。遠くには上毛三山のひとつ妙義山が見える。
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榛名山と反対側には名峰・赤城山がそびえる。左側は谷川岳をはじめとした雪をかぶった上越の山々が連なる・・・・・・・・・。
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矢島保冶郎の長兄、姉の子の子孫たちと矢島仲子さんと・・・・・・・。
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今月7日、ダライラマ14世法王に、この展覧会の招待状と写真報告集を届けに行ってくれたAさんと仲子さん。
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Aさんとノイエス朝日のスタッフのNさんと。Aさんには感謝するばかりだ・・・・・・・・。  合掌
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久しぶりにゆっくりと夕食を取った・・・・・・。地元の野菜と日本海の鮮魚料理がメイン。
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16日、山川出版の編集部長のYさんがわざわざ来てくれた。彼は古くからの友人だが、今年度、毎日出版文化賞を受賞した。また近年立て続けに今年文化功労者となった画家の安野光雅さんの本を出版し好評を博している話題の編集者だ。写真展会場に程近い、僕の好きな「そばひろ」へ案内した・・・・・・・。
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弟・小松勝三夫婦の常連の店で僕も顔なじみとなっている渋川の「忠治」へ顔を出した。写真展へ夫婦で来てくれたお礼も兼ねてだ。そうしたら13年間続けてきたこの店を年内にも取り壊すのだという。店の大将、女将と勝三夫婦で最後になるかも知れない記念写真を撮った・・・・・・・。芋焼酎をこれだけ多くそろえてある酒場はそうはない。
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いつも世話をかけている勝三の嫁のMちゃんの笑顔も・・・・・・・・。 感謝~!☆!
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17日のギャラリートークには、写真集団・上福岡のメンバーをはじめ40人ほどの人たちが参加。僕も最後のトークなので気合を入れて話をした。
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東京から来てくれた沖縄出身のYさん。彼女は一昨年、仲子さんと共に中国・四川省の旅に参加し、作年秋には僕らと東チベットにも取材に行っている・・・・・・・。
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右から七宝焼き造形作家の斉藤かおるさん、前衛書家の住谷幻夢さん、陶芸家の高橋芳宣さん、ノイエス朝日のアートデレェクターの武藤貴代子さん。約一年ぶりに5人で飲んだ・・・・・・。
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再来年の2014年に、5人でコラボするユニークな展覧会をしょうと大いに盛り上がった・・・・・・。
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大阪でいま個展をしている最中なのにもかかわらず、駆けつけてくれた友人の陶芸作家・高橋芳宣さん。魯山人に陶芸を教えたといわれる須田青華の三代目に師事し、本格的に加賀の地で学び、以後上州の甘楽で創作を続けている。やはり彼も一昨年、中国・四川省の旅に仲子さんと同行している。
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矢島保冶郎の関連の資料に食い入りように見つめる来場者たち。興味を持って質問する人が多かった。
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矢島保冶郎の次兄の子どもとその子供たちと仲子さんと。
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今回の展覧会のために協力してくれた友人のKさんとその子供たちと仲子さん。
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展覧会が終わった翌日、僕は母のいる実家から会場のある前橋へと向かった。隣駅、JR吾妻線の中之条駅ではこの季節冬の風物詩である干し柿を構内に吊るしていた。はちや柿という大振りな渋柿の皮を剥いて天日干しをしてから稲わらの中に数週間入れておくと真っ白に白子がふいて美味しい干し柿ができあがる。この駅でできた干し柿は乗客に配るという・・・・・・。
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搬出や整理がほぼ終わり、最後にノイエス朝日の美しきスタッフみんなと記念写真を入り口前で撮った。本当にこの11日間、もっと言えばこの1年間お世話になった。こころからのお礼を申し上げる。感謝~☆☆☆!!!   合掌

今回の展覧会は、僕は初日から連日会場にいることにした。まず、矢島保冶郎のことを少しでも知ってほしいということ。それに多くの方々が足を運んでくれること。さらに東京など遠方からもたくさんの人が来場してくれるのに作者である僕がいないのは失礼だと思ったからである・・・・・・・・。

それでも来れない人たちのために簡単に展覧会場の周辺や会場内を写真でご案内したいと思います。

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作品のオリジナルプリントも会期中の特別価格でt販売している。
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展覧会記念の特製オリジナルTシャツをはじめ、僕の著作本も販売しているコーナー。
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友人からユニークな花が届いた。僕のイメージでアレジメントしてくれたのだという。ありがとう・・・・・・。
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ご遺族のご協力で矢島保冶郎関連の資料と僕の収蔵しているチベット文化圏に暮らす人々が使っている日常用品なども展示している・・・・・・・。
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矢島保冶郎関連の写真資料とチベット入りしたコースを示す地図。
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ノイエス朝日のスタッフの人たち。ごくろうさま・・・・そしてありがとう~☆
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会場入り口。会場前の通りの銀杏並木は、紅葉が美しい・・・・・・・・。巨大ポスターも・・・・・・・。
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陶芸家の茂登山泰晴夫妻。11月14日~20日まで高崎スズランの美術工芸サロン(027-320-1111)で作陶展が開かれる。搬入の忙しい日に来場していただき感謝~!! りんごも美味しかった・・・・・・。
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弟の知人たちと・・・・・・・。
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上毛新聞が今月8日に続いて報道してくれると記者が取材に・・・・・・。入社まだ2年という新人記者ではあったが一生懸命さに好感が持てた・・・・・・・・。

11日に見出しだけアップしておきながら、写真と文章を書くのが14日になってしまってごめんなさい。パソコンができる環境がなくて今日になってしまいました。展覧会の搬入・飾り付けは11月9日の午後1時から開始した。作品約80点、矢島保冶郎関連の資料、チベット民族の日常用品などの展示があったのでけっこう時間がかかり、終わったのは7時近かった・・・・・・・・。

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飾り付けには、長崎から写真家の山崎政幸君、高松の写真家のSさん、中国の写真家・烏里烏沙君、地元の写真家で日本写真かユニオンの理事をしている天川ひろしさん、写真集団・上福岡の会長の田中さん、事務局長のYさん、写真家の瀬下太刀男さん、写真研究会「風」事務局長の鈴木さんが手伝いに来てくれた。また矢島仲子さん、日本山岳協会副会長の八木原さん、前県立土屋文明記念館館長の岡田さんらが手伝ってくれた。感謝します。ありがとう・・・・・・・・。 合掌
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ホテルに一緒に泊まる面々と遅い夕食をとる。ホテルに戻ってからも写真談義は深夜まで続いた・・・・・・。
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10日初日、オープンの朝、矢島保冶郎の長女である矢島仲子さんと会場で。
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初日、午前11時から2時まで、写真研究会「風」の例会をおこなった。「風」のメンバーは少なかったが写真集団・上福岡のメンバーをはじめ地方からの参加で13名でにぎやかな例会となった。
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昼食のお弁当は、上州名物鳥めしを皆で食べた。俳句同人「一滴」のメンバー5人も合流して楽しい昼食となった・・・・・・・・。
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午後2時半から始まったギャラリートークは約40人が参加して熱気ムンムン・・・・・・・。駆け足での矢島保冶郎を辿る30.000キロメートルの旅を解説したので少々疲れた・・・・・・・。
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午後4時からはじまったオープニングレセプションには60人近い人が参加してくれた。主催者を代表して挨拶した岡田さん、お礼を矢島仲子さんと僕がして乾杯の音頭を上毛新聞社の論説委員・参与の小林さんがした。後はただ飲み、語り、食べた・・・・・・。 ささやかではあったが愉快な会であった。
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矢島仲子さんと上毛新聞社の小林さん。
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八戸の古い友人も出席してくれた・・・・・・・。ありがとう~☆
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ノイエス朝日のスタッフのSさんと。
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85歳となる母を囲んで次男・小松修二夫婦(手前)と三男・小松勝三夫婦後方)。
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小松家の家族を中心に矢島仲子さんたち・・・・・・・・。
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10日にホテルに一緒に泊まった面々と二次会へ行った・・・・・・・。長崎の山崎君、高松のSさん、八戸のN夫妻。撮影は写真家の菱山君。上州の食材を使った美味しい店だった。
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11日、仲子さんの母である遠藤きんさんの親戚の人たちが大勢来場してくれた。仲子さんは「お葬式でもこんなに従姉妹たちなど親戚が一同に集まったことはない・・・・・」と喜んでいた。
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91歳の仲子さんの友人のNさん。二人合わせて171歳・・・・・・・。美しい人生・・・・・・・。
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緊急な予定が入って初日に来れなかった写真家の塩崎亨君が11日に駆けつけてくれた。写真展が閉まった後、2人が写真展の開催を祝って僕を励ます会を開いてくれた。 ありがとうね・・・・・・。  合掌

 

 

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(写真は2点ともこの夏取材に行った四川省涼山自治州で撮影したもの)

今回で5回目となるこの展覧会(後援:外務省・中国大使館など)には、僕は第1回からづーと出し続けている。今回も3作品した。 一応同協会の理事ということになっているので写真展ぐらいには出品しなければという思いもあった。昨年は新宿のペンタックスギャラリーだったが、今回は銀座のタチカワブラインドのシュールームだ。どんな場所かは知らないが、銀座中央通りに面した博品館劇場の隣、資生堂の並びだという。

☆期日は11月20日(火)~12月2日(日)。10時から18時まで。但し初日は15時からで最終日は15時まで。(休館日は23日、26日)

☆タチカワブラインド銀座ショールームB1F  TEL03-3571-1373

☆出品者は、渡辺千昭、立木寛彦、佐藤成範、鎌澤久也、岡本央、烏里烏沙、伊丸岡秀蔵、など会員17人。  僕が会場にいる予定の日は、11月22日、27日、30日の午後です。銀座方面にお出かけの際は、ぜひお立 ち寄りください。お待ちしていま~す。

日中の政治情勢がこうした状況のなかでの展覧会。写真で生の中国民衆の表情を見てもらうことが、民間での真の両国民の交流になると信じている。パーティは、27日午後6時からですので会場にその前にお越しください。近くの会場を貸しきっておこないます(会費は3500円)。

 

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一昨日、写真展を前に定期的に通院している石神井公園の内科と眼科の病院へ行った。少し風邪気味なので薬をもらいたいということもあった。内科、眼科とも検査結果はそう悪くなっているわけではないが寄る歳には抗えるものではないことを自覚せねばならない年頃にはなってきている。診察が終了後、必ず寄る店がある。それは沖縄料理店「みさき」である。今年で創業13年を迎えた。まだ新しいが実はこの店、オープンの時から通っている店だ。当時、姉のAがママをしていて現在女将のEちゃんは幼い子供を2人連れてときどき手伝いに来ていたのだった。
それがもう5~6年前からか、女将となりいまやすっかりと板に付いた。沖縄の家庭料理も腕をあげて美味くなった。「先生は野菜不足だから・・・・・」とここへ行くと沖縄の野菜料理ばかりを食わせる。ありがたいのだが、そうそう野菜ばかりだとまるで山羊にでもなったような気がしてくるし、泡盛の肴としてはあまり合わないさ~。

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開店1年後に沖縄からまだ10代で来たSちゃん(中央)も、いまや31歳になったという。料理も作るし、パキパキ働いていて女将の片腕としてこの店には欠かせない存在となっている・・・・・・・。
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この店のオープン記念に僕が贈った「琉球舞踊」の作品は、いまもひっそりと店の片隅に飾ってある・・・・・・。
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軽く2杯やって、ゆし豆腐を食べて店を出た。最寄り駅に着いてから「三福」へ顔を出した。いつも絶妙のコンビで厨房を仕切っている若ことM君とH君。この二人は僕の好みを熟知していて、「今晩は何々・・・・がいいですよ」という具合に言って出して来るので僕は彼らに任せきっているのだ。

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この日はお客の引きが珍しく早かったので、女将はすでに上がり、大将が一人で客場を仕切っていた・・・・・・・。3~4杯、芋焼酎を飲んで肴を2~3品見繕っていい気持ちで家路に着く・・・・・・・・。これが僕のひとつのパターンだ。仕事の打ち合わせの場にも良く使わせてもらっているのでありがたい。毎年僕が催している「最後の望年会」の会場はいつもここ「三福」である。今年は12月28日(金)午後3時30分からだ。ぜひ、ご参集を・・・・・・・。

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写真は矢島も参拝したであろうギャンツェのバルコン・チョーデ(白居寺)の全景とギャンツェの町並み。ギャンツェに今も残るゾンこと山城から撮影したもの。1904年のイギリス軍の侵攻の時に、チベット軍はこの山城にこもって激しい戦闘を繰り広げた・・・・・・・。

 

上記の写真は、今回刊行した写真報告集にも写真展にも「サンデー毎日」のグラビアにも使用していない。展覧会では、全倍で使おうと思っていたのだが、手違いでプリントができなかった。残念なのでこのブログに使用したのだ。それはギャンツェの町の雰囲気をだしているし、何よりも白居寺の規模の大きさを表しているからである。チベット中央部から西部地方の風土はどこもこうした乾燥した砂漠地帯である。東チベットの緑深い森林地帯と降水量の多さと比較すると信じれないようだ。

11月10日から始まる前橋で展覧会では、10日、17日の両土曜日の午後2時半から4時までおこなうギャラリートークでは、17年前に僕が初めてチベットの地を踏んだときとの比較も含めて語りたいと思っている。当時、岩波書店の雑誌「世界」に書いた記事を資料として配布する予定である。また、矢島保冶郎と妻のノブラーに関する資料の展示も遺族の矢島仲子さんらの協力で展示される。公開されるのは今回初めてのことであろう。チベットの人々が使っている日常用品も僕が家中をひっくり返して探し、タンカや仏像、マニ車や数珠、靴、木製の食器などを展示する。 少しはご期待ください。

☆初日の10日(土)の午後4時半からは、ささやかですがオープニングレセプションをおこないますので、お時間がある方はぜひ、ご参加ください。尚、「サンデー毎日」の掲載号は会場でも販売する予定です。

 

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(この写真は、今年の8月一緒に取材に行った写真家のSさんが撮影し、送ってきてくれたもの)

11月に入り朝夕の冷え方はもう本格的な冬に入った感がある。暦の上では7日頃が立冬となるが、僕は布団を使っていないので寝付くまでが寒くて鼻水がでて閉口している。そろそろ羽毛の寝袋を出そうかとも思っているのだが。面倒くさがり屋なので・・・・・・・・。

今朝、何気なく歳時記を開いて冬の時候の所を見ていたら、おもしろい季語を見つけた。「雉子大水に入りて蛤となる」というものだ。すでにこの季語だけで17文字だから俳句に使おうと思っても他の言葉を詠むことができないという超至難の季語である。もちろん僕はこの季語での句は作ったことはない。意味は「七十二候の一、陰暦十月節の第三候」。冬の初めの月に伝わる説話だという。こう書いてもいまひとつ解りずらいと思うが・・・・・・・。まあ、こんな季語もあるということを知っておくだけでいいと思う。

話は長くなってしまったが、何故、今頃になって8月の取材の写真を載せるのか、ということについて書いておこうと思うが、別段意味はない。Sさんからは随分前にメールで送ってもらっていたが、ただ僕がどうしてブログにアップしたよいかわからなかっただけである。この写真の本当の意味は、涼山自治州の州都・西昌の郊外の山の中腹に、奴隷博物館というイ族の歴史と文化を紹介した博物館がある。この日は館の前まで車で行けず、下の門で全て車は止められ、急な山道を1時間以上かけて登らなければならなかったのだ。僕はこの時、足の調子が悪く杖を突いていたのを警察官が見て、白バイで上まで送って行こうと言うことになったのが事の真相。

面白くないでしょう・・・・・・・。でも22年におよぶ中国取材のなかで、公安警察、税務署、役人は白い狼、黄色い狼、赤い狼といつも民衆から聞いていたので悪いイメージを持っていた。それがはじめて白い狼の警察にやさしくしてもらったので記念に写真を載せておきたかったという訳である・・・・・・・。白バイの警官は礼儀正しい青年だった。しかし急な坂道で、僕を乗せたからオートバイの方は悲鳴をあげていたようだ・・・・・・・・。

今日から神無月、出雲地方ではこの月は日本全国から800万という神々が集まるので逆に神在月という。ことしも後2ヶ月となった。残りの人生をと思うとついついこんな時間の過ごし方でいいのかと焦ってしまう・・・・・・。

昨日は、銀座の写真弘社へ10日から始まる展覧会の作品の最後のプリントチェツクに出かけた。担当のK君とはもう20年余の付き合いだから信頼はしているが、僕ひとりで見るより複数の方が確かと思い、銀座に仕事で来ていて、ちょうど時間が空いているという友人のAさんにも立ち会ってもらった。思いのほか時間がかかってしまい終了するまで2時間半ほどかかってしまった。

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僕がこの6年間で8度の取材へ行き、走行距離は合計で30、000キロメートルとなった最新の仕事です。若い頃のようなパワフルさはありませんが、じっくりと対象と対峙しながら撮影した作品をぜひ、見ていただきたいと思う。会場には、ご遺族の協力で矢島保冶郎と妻・ノブラーの遺品や資料などが展示される。また、僕が持っているチベットの人々の日常生活品なども同時に展示する予定だ。

11月10日(土)、17日(土)の午後2時30分から4時まで、作者によるギャラリートーク(参加無料)ふるってご参加ください。尚、僕は全日程午後からは会場にいる予定です。会場でお会いしましょう。待っています。

 

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写真弘社の1Fにあるギャラリー・アートグラフで11月3日(土)まで開催している松本徳彦「越路吹雪 愛の賛歌」写真展を観にいった。あいにく本人は留守でいなかったが、奥様がいたのでごあいさつをした。モノクローム作品が中心の緊張感のある作品展であった。松本さんの代表作といっても良いだろう・・・・・・・
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長い時間付き合ってもらったので、銀座の魚料理が旨い老舗酒場、彼女が前から行きたいと言っていた池袋の四川料理の民衆食堂、そして琉球料理の「みやらび」と短時間でご案内した。Aさんは仕事も忙しいし、家庭も持っているのであんまりゆっくりとできなかったのが残念だった。でも芸術、文化、文学と深い話ができて、とても楽しい時間ではあった・・・・・・・・。
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そのAさんから突然、今日の午前中に電話があった。同じ市民だから家は近いらしい。「実は相談があるのですが、とてもお世話になっているドナルド・キーン先生に、昨日伺った小松さんの東北の作品をぜひプレゼントしたいのですが。買うことはできますでしょうか・・・・・・。」ということであった。話を聞くと東北地方が大好きで昨年の東日本大震災を機にアメリカ国籍から日本国籍へと帰化した先生には、僕が長年心を寄せて取材を続けてきた東北地方の作品がふさわしいと思ったのだと言う。以前から何かお礼をと考えていたのだが、今朝起きてふっとそのことが浮かんだのだと言う・・・・・・・。僕はそれを聞いて二つ返事で承諾したのだ。

選んだ作品は、岩手県現花巻市の早池峰山麓に伝わる早池峰神楽の写真。2009年にユネスコの無形世界文化遺産に登録された神楽舞いである。これは早池峰神社の奉納神楽として伝承されてきた岳神楽。式舞いのはじめに舞台の不浄を清める舞として舞われる鶏舞を撮影したもの。この神楽はもともとは早池峰山を霊場としていた修験山伏たちによって舞い継がれてきており、「山伏神楽」とも呼ばれている。
写真はその作品と作品を購入してくれたAさん。車で来たので、その足でドナルド・キーン博士の家に行き、直接博士本人に手渡せたという。僕にとってはうれしい縁でもあった・・・・・・・・。  合掌

 

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