写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2012年7月アーカイブ

僕の写真のフアンである友人から突然、あまりにも暑い日が続くので夏ばてしないように鱧料理でも食べに行かないと誘いがあった。根が食いしん坊な僕は、奢ってくれるならといそいそと出かけた。夜でなく昼からのんびりやろうよということで店に入ってスタンバイしたのは、まだ日の一番高い午後1時。店は京懐石でしられる「美濃吉」。創業享保元年、約300年近い歴史をもつ、京都のなかでも老舗中の老舗である。そこの東京店だ。地上150メートルから都心を一望できるビルにあった。

この日の献立は、食前酒、先付から前菜、向付、焼き物、旬菜、冷菜、御飯、水物、となっておりその他に鮎の笹焼き、鱧の湯通しなども頼んだので、肴にはこと欠かず昼とはいえ、生ビールをやった後、芋焼酎のボトルを1本空けてしまった。その友人は8月上旬から1週間ばかりハワイ諸島にダイビングに出かけるという話や今、作家の浅田次郎作品にハマッテいて、僕に読めと薦めるのだ。彼女に言わせると僕の作品世界と浅田さんの作品世界が似ているのだという。だからぜひ一緒に2人のコラボレーションをしてほしいというのだ。そのためにまず、浅田作品をプレゼントするから読んでみてくれとすごい熱の入れようである。デパートの大きな書店へ行って、とりあえずと言って『天きり松 闇がたり』シリーズ4巻と『プリズンホテル』シリーズ4巻の計8冊を持たされたのである・・・・・・・。 僕も読みたい本はたくさんあるが、あんまりに熱心に薦めるので、暇をみつけて読んでみようと思っている・・・・・・・・・。

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夕方6時半から関野吉晴写真展「海のグレートジャニー」のオープニングパーティがあるので出ることにしていた。その前に写真家の塩崎亨君と会って10月の僕の写真展「ヒマラヤ古寺巡礼」の案内ハガキについて打ち合わせをした。その後、写真展を見てからパーティに参加した。関野さんとは久しぶりだったのでいろいろと話した。会場で来場者と話をする関野さん。

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会場には親しい写真家がたくさんいた。熊切圭介日本写真家協会副会長をはじめ、野町和嘉さん、中村征夫さん、長倉洋海さん、僕と一緒に写っている小松義夫さん、市原基さんらと話した。他に編集者やデザイナー、ディレクターなど各界の著名な人たちが多かった。  上の写真は、塩崎君と広島から写真展のため上京していて、今日朝帰るという日本写真家ユニオンの新入会員のNさんだ。写真界のさまざまなことを知るのも一つの勉強であり、営業にもつながるので上京したときには、こうしたパーティに参加してみるのもいいだろう。

会の途中ではあったが失礼して塩崎君と2人で池袋へ飲みに行った。2軒目の琉球料理「みやらび」では、ばったり画家の美崎太洋さんと会った。そこでさらに盛り上がってもう一軒呑みに行き、帰りは終電になってしまった。帰ってからテレビを付けたらロンドンオリンピックを中継していたので最後の一杯を空けながら応援をしたのである・・・・・・。そういえば先週から右ひざの半月盤が損傷しているというので、接骨医に通院していて、この日は杖を付いて外に出ていたのだ。先生にまたとっちめられそうである。 ごめんなさい~。

 

昨日、川越駅東口前にあるデパートアトレ6Fで開催中の「第6回 川越山岳写真クラブ展示会」に行ってみた。友人の山岳写真家のTさんが中心になって毎年開催している写真展だ。写真家の鈴木孝雄さんも来るというので会場で待ち合わせをした。思っていたより力作が並んでいた。特に日本の山の風景が美しかった。遅い昼食に誘われた。土用の丑の日の前日ということで川越名物のうなぎをご馳走になった・・・・・・・。その後、鈴木さんと2人で、場所を変えてもう一杯やった。昼からの酒は、よく効く。ビール一杯と芋焼酎3杯でけっこういい気持ちになってしまった・・・・・・・・。ちなみに土用の入りの日を土用太郎、2日目を土用次郎、3日目を土用三郎と季語ではいう。

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夕方の5時半から毎月定期的に通院している呼吸器科の病院へ行った。僕の担当の先生の一人であるK先生は来月で満91歳となるが、写真とおり元気そのもの。軍医だったというので姿勢もいい。シャッキとしていていつも僕は「酒をひかえなさい」と叱られている。「酒を飲んでいるから体重が減らないのだ」・・・・・・とも。写真が好きでいつも診察が終わった後はカメラや写真の話をするのである。「あなたはどんなカメラで撮っているの・・・・」というので持ち合わせていたシグマDP1Xで先生の肖像写真をパチリ~☆

午後6時過ぎから小・中学校の同級生のOさんと久しぶりに会った。スペイン料理の店など2軒ほどハシゴをして積もる話を肴に5時間半ほど呑んだのだ~!幼友達というのは、大人になって社会に出てからできた友人とはまた違う、独特な親戚のようななつかしい、ほのぼのとした感情が生まれるから不思議である・・・・・・・・。

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朝霞市立図書館にて、写真展実行委員会の中心ペンバー。

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(ヒマラヤネパールのムスタン地方の聖地・ムクチナートへ行く途中。強風に煽られて地吹雪が舞う。標高3800メートル)

27日は、「小松健一写真展実行委員会」の人が迎えに来てくれた。今日は土用の丑の日ということで昨日に続きうなぎを食べさせてもらった。その後、写真展会場となる朝霞市立図書館へいき、館長と担当者の人を含めて打ち合わせをした。写真展のタイトルは「小松健一写真展 ヒマラヤ古寺巡礼」。会期は今秋10月1日(月)~7日(日)。9時30分~19時。講演会は、6日(土)午後2時から4時(写真展も講演会も無料)。8月下旬にはハガキの案内状が出来ますので、詳しくはまたお知らせいたします。

★2012年 夏  おこころ使いありがとうございます。心から感謝いたします(6回目)。       合掌        全日本お布施党・党首

☆備前岡山の白桃の箱つめ  岡山・Hさん

 

19日から23日まで、故郷の上州へ帰省していた。いくつかの用事があってのことである。ひとつは84歳になる母の体調がすぐれないということなのでその様子を見に行くことと父の墓参であった。二つ目には、高知のトマト生産者の友人・福永夫妻が北海道、東北の被災地などをオートバイでツーリングし、上州へ立ち寄ることになっていたので合流することであった。三つ目は、今秋11月10日から始まる「生誕130年記念 上州の探検家・矢島保冶郎ー中国・西蔵30000kmの旅」の展覧会の打ち合わせ、ならびに写真報告集の発行についての打ち合わせ等だった・・・・・・・・。

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高知を発ってすでに15日間、走行距離は2000キロは遥かに超えたという福永夫妻が、我が家へ到着した。母も久しぶりのお客さんにはりきって手料理を作ってくれた・・・・・・・。

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夫婦で走り始めて20年間。すでに16万キロは超えているという。地球を4周ぐらい走ったことになろうか。僕とは2年前に花巻の山間部にある台温泉の露天風呂で知り合って以来の友達である。7年前に脱サラして夜須のフルーツトマト作りを始めてからも1年に1度は、20日あまりのツーリングを続けてきている。ここ10年ほどは北海道、東北地方が多いという。上州路は3日間走ってもらったが、天候がいまいちよろしくなかったのが残念である。夜は実家に泊まってもらい、近くの温泉に出かけた。 夜遅くまで話をしたがうらやましい今どき珍しい夫婦であった・・・・・・・・・。

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実家から歩いて10分程で行ける岩櫃城温泉「くつろぎの館」。僕はあんまりこの湯には行かないのだが、近いので2日間、福永夫妻と通った。彼らはその他に、老神温泉や伊香保温泉などでも入浴したという

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21日、雨の降る中、高知へ向けて出発するという2人を送る母と記念写真。合羽姿で完全防備な姿だ。帰路の安全を祈りながらシャツターを切った・・・・・・・・。

 

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僕の原風景のひとつであるこんにゃく畑の広がる風景・・・・・・・・。実家の近くで。

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8月のお盆には墓参りに来れないので、父や祖父母が眠る小松家の墓参りへ行った。弟の勝三が来てくれたので一緒に墓掃除をした。

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友人の書家の住谷夢幻さんらのグループ展が前橋の「ノイエス朝日」で開かれていたので出かけた。昨年の3,11をモチーフにした4部作で見ごたえのあるものであった。かって「上州」をモチーフにして僕の写真と2人展をしたことがあった・・・・・・・・。

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最近、温泉通の弟の勝三がはまっている赤城山麓にあるぶどう畑の小さな癒し湯・源泉掛け流しの天然温泉である「天地の湯」へ行ってみた。絶好のロケーションで気持ちの好い湯であった・・・・・・・。

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7月20日は母の84歳の誕生日だったので、兄弟たちが集ってささやかなパーティを催した。集まったのは友人のKさんと娘さんのSちゃん、次男である修二の嫁さんと僕からすれば甥っ子となるH君とそのガールフレンド、それに勝三夫婦だ。いつも勝三の嫁さんであるMちゃんにはお世話になっている。ありがとう・・・・・・・・・。

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母もこれで3回目の誕生会、みんなからプレゼントをもらってうれしそうであった・・・・・・・・

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前日の母の誕生日のパーティに体調をこわして来れなかった弟の修二が、来てくれた。勝三の会社の事務所で。保険代理店だがネットで(有)ケーツーで検索して、海外保障保険などに入れば、最大48パーセントの割引があるよ~。お得な情報でした・・・・・・・。左から修二、母、勝三です。ちなみに健一の僕が駄目長男で~す!

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帰京する23日は、午前10時から新しく日本写真家ユニオンの事業開発担当理事になった写真家の天川ひろしさんに会った。事業の提案をしたのである。午後1時からは朝日印刷工業の社長と現場の責任者の人と打ち合わせをした。今秋に発行予定をしている写真集報告集の件だ。具体的な話ができてほっとした。続いて上毛新聞社の論説委員で参与のKさんと会った。秋の矢島保冶郎の記念事業のキャンペーンについてだ。いろいろと協力してもらえるよう要請をした。
矢島保冶郎の娘さんの仲子さんにもお会いした。5月にチベットのラサで会った保冶郎の妻・ノブラーの遺族から預かってきた物を渡すためだ。そして託された言葉を伝えた。上の写真が僕から仲子さんに渡しているところだ。彼女はどうしてもラサに行ってノブラーのファミリーに会いたいと言う。80歳の仲子さんにはあんまり時間はないのである。来年にも実行せねば・・・・と思った。2時間半ほど話を聞いて別れた・・・・・・・・。

★2012年 夏  お心使いに大変感謝しております。 ありがとうございました(5回目)。  合掌  全日本お布施党・党首
☆高級干椎茸詰め合わせ  東京・K福祉センター様  ☆お米、手作り味噌、野菜  埼玉・Yさん

 

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めまいがするほどの炎暑のなか、写真集団・上福岡の7月例会に出かけた。この日は、先月成功裏のうちに終了した弟30回記念展のごうろうさん会と暑気払いを兼ねた蕎麦・うどん打ち会も予定していた。田中会長からあいさつの後、この日入会したTさんの紹介、本人の入会の決意が述べられた。その後会員作品の合評。暑い季節の中、みんながんばって撮影に出かけていた。2時間ほどの合評が終わった後は、お楽しみの蕎麦・うどんを打ちたてで食べる会だ。この前の写真展で個展をして注目された松ちゃんが、この日も大活躍。彼の手によって次々と蕎麦ができあがった。他にも女性会員たちが漬物など手料理を持ち寄り、今まで写真を並べていた調理室のテーブルはいっぺんに華やかになった。男性会員たちが持ってきた芋焼酎を蕎麦湯で割りながら至極の一時を過したのであ~る・・・・・・・・・。 

☆写真集団・上福岡のみなさん、お中元をいただきありがとうございました。   合掌

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「海の日」だった昨日、銀座アートスペース(銀座6-3-2ギャラリーセンタービル4F・TEL03-3572-1271)で弟18回 美崎太洋展がオープンした。それにあわせて夕方から会場でオープニングレセプションが開かれた。会期は今月22日までおこなわれている。今年の作品は海と富士山をモチーフにしたもの。独特の色彩と力強い筆致の作品群は見ごたえがある。紀伊半島の山と海に囲まれた町で少年時代を送った美崎さんならではの深い思いが絵のなかに描かれている・・・・・・・・・。

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レセプションには、写真家の丹野章さんをはじめ、琉球舞踊家の人たちなど参加していてはなやいでいた。僕は美崎太洋さんとも親しいが、奥様の琉球舞踊家である陽子さんとの方が付き合いは長い。この日も出席していた写真家の菱山君を誘って、美崎夫婦が常連の店に流れた。そこで藝術から社会、国際問題まで幅広い談議がおこなわれた。普段は静かな菱山君がこういう場になるといつも主役である。僕は前日がほとんど寝ていなかったので、11時には失礼した。刺抜き地蔵で有名な巣鴨駅前には、盆踊りの櫓が組んであり、提灯が幾重にも連なって夜風に揺れていた・・・・・・・・。   

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翌日の17日、半年ぶりに新宿のゴールデン街と歌舞伎町に行った。30年ほど通っている「三日月」で魚を堪能した後、写真展をしているバーとして知られる「ことじ」へ。写真家の森山大道さんらがよく来ている店だが、この日は写真家の故野上透さんの息子さんで、現在、毎日新聞社の出版写真部にいるN君と会った。久しぶりの再会を記念してパチリ・・・・・・・・・。

昨日、都内において写真研究会「風」の2012年度の初めての例会が開かれた。参加したのは主宰者の僕をふくめて5人といささか淋しかったが、内容は充実していた。メンバーではないが、毎年の合宿には参加している長崎のY君と岡山のKさんが大量の作品を送ってきていたのでその作品を教材とさせてもらって写真展の展示や構成、プリントの焼きのチェツクなどの研究もした。

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Y君の作品は、昨年、今年と2度にわたって取材をしたチベット。230点ほどの中から50点に絞り込み、作者が意図していたテーマをより鮮明に表現する作業をしてみた。Kさんの作品は、この5年間取材をしてきている四国八十八カ所の巡礼地を巡ったものである。50点に絞った作品をどう見せるか、写真展の展示構成をしてみた。また、第23回「マリナーズ・アイ」展の入賞作品を見ながら何故、これらの作品が入賞したのか、その魅力はどこか、弱い点はどこかなど論議をした。

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会員の作品合評は人数が少なかったため、じっくりとできた。名古屋から来ているH君は表現に新境地を開いた感があり、テーマ性も深まっている。2年後に写真展と作品集をめざしてさらに取り組むことを確認した。食べられる植物の花を撮り続けているMさんは一層表現に磨きがかかり、大学での写真展開催を模索している。鈴木事務局長は1960年代初頭から取り続けてきた作品を見直し、まとめたいということで大量のビンテージプリントを持参した。塩崎「風通信」編集長がまだ生まれていない時代の東京の姿に関心を持って見ていた。一人の写真家が歩んできた道としてしっかり記録しょうということとなった。終了後は、蕎麦屋で暑気払いをして解散をしたのである・・・・・・・・・。

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今朝、地元で野菜を中心に農業をしているBさんが採れたての大量の夏野菜を抱えて訪ねてきた。近年出荷をめざしているという生で食べれるカボチャややはりサラダ用のピーマンまど9種類の野菜だ。さっそくいただいてみたがキュウリも小さい路地トマトも美味かったがとりわけ茄子が美味しかった。野菜は高くなかなか買えなかったのでほんとうにありがたかった。この夏は、この野菜をいただいて乗り切ろうと思っている・・・・・・。

★2012年 夏 おこころ使いをいただき心から感謝申し上げます(4回目)  合掌  大日本お布施党・党首

☆霧島の黒豚詰め合わせ  鹿児島・Mさん  ☆夏野菜たっぷり  埼玉・Bさん

 

大阪に撮影の仕事で数日間行っていた写真家の塩崎亨君が徹夜明けで帰京した翌日に、わざわざアトリエぶどうぱん社のパソコンの設置ならびに、僕への指導を兼ねて我が家まで来てくれた。娘がプレゼントしてくれた前機種のSOTECのときにも彼に配備を頼んだのだが、今回は機種の選定から必要な備品まですべて塩崎君にお願いしていた。午後1時からはじめてようやく形がついたのは、夜の10時。約9時間かかった。途中、僕が讃岐うどんのザルを作ってたべたものの、朝飯から何も口にしていなかったので雨の中、急いで夕飯を食べに出かけた。12時過ぎまでゆっくりと写真談議やパソコンのことなど話しながら遅い夕食を取った。塩崎君本当にありがとう・・・・・・・・。 しかし、僕は新機種を使いこなせず、結局はこのブログは前機種でアップしたものなのである。当分の間、新機種が充分に使いこなせるまでは致し方ないと思っている・・・・・・・・・・。

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いままでお世話になったSOTEC(左)と一回り大きくなった新機種のDELL。

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★2012年・夏  おこころ使いをいただきまして心から感謝申し上げます(3回目)  全日本お布施党・党首

☆讃岐の鎌田醤油の詰め合わせセット 愛知・Hさん  ☆かねふくの辛子明太子 福岡・Tさん  ☆薩摩芋焼酎一升 埼玉・Sさん 

昨日であの東日本大震災が発生してから1年4ヶ月となった・・・・・・・・。しかし、今だ被災者の多くは故郷に戻れない生活を強いられている。さらに原発の放射能漏れ事故を起こした福島の人々は一層悲惨だ。収束の方向性は見出せないばかりか、保障すらままならない。いまも母子達は見えない放射能に怯え、未来を見通せない中で暮らしているのだ。そんな状況下での大飯原発の再稼動を政府・野田内閣は決定した。さらに消費税の10パーセントの値上げを衆議院で強硬採決したのである。「泣き面に蜂」とは正にこのことであり、国民の切実な声には耳を傾けることのない野田政権には「NO!」を突きつけなければならないと強く思っている!!

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今年の4月から5月にかけてチベットを約6100キロメートルを旅してきた。そのなかで四川省の成都からチベットのラサまで続く川蔵公路では多くの巡礼者と出会った。家族、親戚、友人らと数ヶ月かけて都・ラサへ巡礼に行く人々である。大きな荷物を持ち、あるいは五体投地をしながら行く人もいた。東日本大震災の被災者への思いを込めて巡礼者の写真を何枚か載せた・・・・・・・・。  合掌

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今日導入した新パソコンは電子機器音痴の僕にとってはちんぷんかんぷん。写真家の塩崎亨君が来て、何から何まで設置してくれたものの、彼がいなくなると僕は写真のアップも、ソフトの動かし方もさっぱりわからない。よってしばらくの間は、多々お見苦しい点があるとは思いますが何卒ご容赦のほどよろしくお願いいたします・・・・・・・。と言う事で新機種のパソコンの写真もアップできませんでした。ごめんなさい~☆!!しかし、明日から精進を重ね一日も早く通常のことができるようがんばります。

 

 一昨日の6日、梅雨空のなか銀座キャノンギャラリーで開催されている弟8回飯田市「藤本四八写真文化賞」受賞作品展を見に行った。会期は7月11日まで。今回は推薦の部・写真文化賞は、桜井秀さんの「ノスタルジックな道ールート66」だ。モノクローム作品で古きよき時代のアメリカの匂いを漂わせる美しい作品だ。公募の部・写真賞は、泰達夫さんの「あらびるでな」、市民奨励賞は、小島洋志さんの「限界的な集落」だ。僕も14年前の弟2回の写真文化賞の受賞者なのでこの賞にはずーと注目をしてきている。今回の受賞作品はそのどれもが各賞にふさわしいものだと思った・・・・・・・・。僕が教えた写真家が公募の部・写真賞を弟3回、弟4回、弟6回と3人受賞しているのは、ちょつぴりうれしいのだ~。 

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 銀座から弟23回人と海のフォトコンテスト「マリナーズ・アイ」展が開かれている横浜赤レンガ倉庫へ行った。この写真展は明日9日午後7時まで。一昨年前まで会場は、池袋の東京芸術劇場だったが、修理のための工事で2年間はこの赤レンガ倉庫で開催することとなったのだ。僕は昨年来れなかったのではじめてだった。来年の弟24回展からは、池袋会場へ戻ると言う。会期中の来場者にはもれなく、カラー版の全入賞作品が印刷されている「作品目録」と僕が執筆した全入賞作品の「作品評」と「総評」を差し上げますので、ぜひご来場ください!鑑賞後は、海を見ながらコーヒーブレークなどはいかがでしようか・・・・・・・・。僕が審査員になってから20年、愛着もあり、また自信もある海の写真展である。

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 横浜に行くので、友人で横浜の病院に精神科医として勤務するHさんに連絡をしたら、少し勤務を早退して会場に来てくれた。昨年の「風」の写真展以来だったので、横浜では知られた歓楽街、野毛に行ってみた。昔ながらの昭和の香り漂う店が軒を連ねていた。横浜生まれの彼女も初めてと言うことだったので少し散策をしてから一軒の暖簾をくぐった。Hさんと初めて出合ったのは30年前、厳冬の函館の朝市だった。雪が激しく降っていた記憶がある。娘さんは高校生になったと聞き、歳月の流れの早さをつくづくと感じるのだった・・・・・・・・。

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小・中学校時代の同級生のI君が突然亡くなった。一昨年、修学旅行の想い出の地・江ノ島、鎌倉でおこなわれた同級会では、幹事を引き受けて、様々な手配を彼が元気にこなしていたのに・・・・・・・・。

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7月7日七夕の日、僕の上州時代の小・中学生の同級生だったI君の通夜がおこなわれる相模原市の斎場へと雨脚の強まる中向かった。I君は奥さんの話によれば「病院へ行くその日までは元気だったのですが、急に肺炎をこじらせ、1週間後には亡くなってしまったのです。北里病院も手を尽くしてくれたのですが・・・・・。何か血液の病気で白血球がどんどん少なくなり病原菌と闘えなくなってしまったのだそうです」とのことであった。一人息子はまだ高校1年生だった。さぞや心残りだったろう。息子さんとも固い握手をして別れた。棺のなかの彼の顔は今にも起き出しそうな美しさで思わず撮影させてもらった。上州の原町中学校同級生一同や有志による花輪が祭壇に飾られていた。I君のご冥福をこころから祈るばかりである・・・・・・・。 合掌 

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仲のよかった同級生のS君とT君の3人で通夜に行って軽くお清めして新宿まで戻ってきた。T君は退院したばかりで体調がすぐれないと帰ったが、中学・高校時代と同じ剣道部で親しかったS君と新宿でI君を偲んで一杯やった。中学のときは僕が主将で彼が副主将で本当によく支えてもらった女房役だった。彼の仲人は僕が務めた。でもいまや孫が4人になるれっきとしたおじいさんである。学生時代からやっていた大学生協活動のパイオニア的な存在として若手の組織指導をしているのだそうだ。お互いに体型は見違えるほどになったのも歳のせいだから仕方がない。1時間半ほど互いの近況を語ってまた会おうと握手をして雨上がりの新宿の街で別れたのである・・・・・・・・。

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地元に戻ってさらにお清めしょうと「三福」に寄った。そしてのれんをかたずけた後、若大将のまさ君とバイトのNさんとその彼氏とで、立ち飲み屋「みのる」へ行った。上の写真がまさ君。休日前の金土曜日は深夜1次までやっているので近所の若者たちのたまり場になっている。無論僕が一番年寄りである。今年から社会人となった彼氏とまだ学生のNさん。しあわせいっぱいの2人の記念写真をパチリ~!!☆☆

 7月3日、弟125回を迎える「春雨の会」へ行った。この会は毎回、上野広小路亭でやっている。この日は、先日、10数年ぶりに突然、イタリアのローマからメールをくれた友人が寄席に行ったことが無いので、行ってみたいというので同伴した。イタリアから戻ったばかりなので、寄席の始まるまえに鮨を少しばかり摘まんでから入った。桂春雨は言わずとしれた上方落語家。飄々とした語り口が僕は好きで何年か前から贔屓にしている。この日の演題は「青菜」と「猿後家」。ゲストには、二つ目に昇進した立川談春の弟子の立川こはると立川志遊師匠。あいにくの雨模様だったにもかかわらず8割がたの観客だった。両師匠の噺はしっとりとした中にも力が入っており会場は終始笑いに包まれていた・・・・・・・・。

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 十数年ぶりということで寄席が終わった後、再会を祝して一杯やった。彼女と出合ったのは30年ほど前のこと。当時は特許庁へ務めていた。その後、フリーの弁理士となり、世界の国々の特許のあり方を見聞してきて、日本経済新聞などに連載をしていた。当時からユニークなところがあって何でもやってやろう!というタイプだ。合唱、中国語、自転車・・・・・・。この日も背中に小太刀の木刀を背負っていたので、何をしているのと聞くと武道による精神の鍛錬だという。自転車通勤は今も住んでいる新宿から事務所のある八重洲まで毎日通っているという。この間3回の交通事故にあい車に跳ねられたとその傷跡を見せながら笑っているのだ。久しぶりに会ったが僕が元気をたくさんもらった。Sさんは原発にも反対していて、週末の首相官邸を取り巻くデモにも参加しているという。「いろんな人たちが参加していておもしろいよ。とにかく行動することが大切。小松さんも来ない~」と誘われたのだ・・・・・・・・。

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7月4日は、僕の誕生日。地元の仲間たちが出不精になっている僕をもっと外に連れ出そうというのが一つの狙いで、「誕生日を祝う会」を開いてくれた。僕だけでは申し訳ないので、きずな寄席の世話人の山本夫妻の結婚記念日が7月7日、やはり世話人のルミちゃんの愛犬・コロン君の6歳の誕生日が7月31日だというので合わせてやろうということになった。とりあえずこの日の主役の僕とコロン君です~☆

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丸井デパートのなかにあるケーキやさんに勤める直ちゃんの手作りケーキ。文字も彼女が書いてくれた。ローソクがやたらと多いのはサービスしてくれたのだそうだ。僕の歳の数だけ・・・・・・・。

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右から武士俣夫妻、野菜を作っている。彼の農園で作った野菜で作った特製サラダが美味しかった。生で食べられるカボチャは絶品。山本建設社長、ルミちゃんとコロン君、山本社長の奥さんのTさん、一番左が地元ではないが駆けつけてくれた写真家の菱山忠浩君で~す。

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僕のためのケーキと山本夫妻の結婚記念日とコロン君の誕生日を祝うケーキ。

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この日入荷した超大きい天然岩かき。僕は主役ということで2個も平らげたのだ・・・・・・・。美味であった!!

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この二人は、地元の中学、高校の同級生だ・・・・・・・・。

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菱山君は酒のつまみと可愛らしいバースデーカードを持ってきてくれた。山本さんの奥さんと話が弾んでいた。奥さんのTさんが持ってきたワインを飲みながらのワイン談議が特に盛り上がっていたようである・・・・・。

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最近、居酒屋「三福」にバイトで入った学生のNちゃんと記念写真~☆!!

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きずな寄席の世話人・ルミちゃん。この日は彼女の進行中の”恋物語”も話題になっていた・・・・・・・。「来年は結婚祝う会もやろうか」などと気の早い話も出ていたのだ~! 

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「三福」の大将、女将も顔を出してくれた。お祝いにと僕に芋焼酎一升と山本夫妻に米焼酎一升をプレゼントしてくれた。感謝!!

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武士俣夫妻。二人とも新潟県の出身だ。上越のスキー場で知り合ったのだという・・・・・・・。彼は写真家の林忠彦さんに学んで写真学校を出ている。そして若かりし頃はプロ写真家として活躍していたのだ。 

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最後にコロン君と僕でもう一度写真をと思っていたら、コロン君のお母さんが入ってきたのだ~!!★☆!!

★ 2012年 夏 お心使いをいただき心から感謝しています(2回目)。 合掌  全日本お布施党・党首

☆恵比寿ビール20本 東京・(株)F社  ☆讃岐うどん30人前 香川・Sさん  ☆長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん詰め合わせ 長崎・Yさん  ☆狭山の新茶 埼玉・Sさん

 

、7月3日から9日(月)まで、横浜の赤レンガ倉庫1号館(2F)で、弟23回人と海のフォトコンテスト「マリナーズ・アイ」展が開かれる。開館時間は10時30分から19時まで。入場は各会場とも無料。この後、8月1日~17日まで、神戸弟2地方合同庁舎1Fロビーで。8月21日~9月29日まで、北九州市立美術館・本館で巡回される。詳しい問い合わせは、03-3475-5391(財団法人 全日本海員福祉センター)まで。横浜展は、約3000点のなかから選ばれた入賞作品120点が展示される。海に関する写真展としては、日本最大の見ごたえのある展覧会だろう。ぜひ、横浜見物を兼ねて足を運んでください。 

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僕のライフワークのひとつ「日本文学風土記」シリーズの中から、海の見える風景をセレクトしてみた。上から讃岐の山から見た瀬戸内、土佐の桂浜、北海道の根室に程近い厚岸。

 

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6月29日、俳優の地井武男さんが心不全のため都内の病院で亡くなった。享年70歳だった。僕が何故、地井さんのことを書くのかというともうかれこれ30数年前のことになるが、まだ彼がいまほどテレビドラマなどには出演しておらず、主に映画と舞台を活躍の場としていた頃だったのでいわゆるメジャーの俳優ではなかった時代だ。僕もフリーの写真家になりたての頃、ある新聞の文化欄のインタビューと写真撮影を依頼された。地井さんと電話で打ち合わせをして、確か神宮外苑で待ち合わせをして、取材をした。その時、何故か話が弾んで気持ちよく撮影をした。地井さんも最近のように屈託の無い笑顔でよくは笑ったのだった・・・・・・・。

僕は1970年代初頭から彼の出演する岡本喜八、山本薩夫、今井正の巨匠といわれる映画監督の作品、「戦争と人間」や「沖縄」など観ていて個性的な俳優として共感を持っていたのだ。その記事が載った新聞は評判がよく紙面の地井さんは上の写真のように弾けるような笑顔だった。その後、事務所のマネジャーから電話があり「地井があんな笑顔で笑っている写真は今まで無いので、ぜひこれからはあなたの写真を使いたいので30枚ほど焼いて欲しい」と言う依頼だった。当時はモノクロフイルム、暗室に潜ってキャビネ版で引き伸ばして事務所に届けた記憶がある。 

そんな遥か昔の事を彼の突然の死によって思い出したのだ。その後の地井さんは、テレビドラマの「太陽にほえろ!」や「北の国から」などをはじめ、バライティーや最近では「ちい散歩」など活躍の場大きく広げていった。俳優座15期生の同期には、すでに亡くなっている原田芳雄、対地貴和子をはじめ林隆三、前田吟、栗原小巻、夏八木勲、村井国夫などそうそうたるメンバーがいるが、そのなかでも飄々とした彼の役者人生は光を放っているだろう。  このブログ書いている最中に僕の小学、中学校の同級生のI君が亡くなったという知らせが入った。昨年の同窓会では、世話役を一手に引き受けて元気に想い出の地、鎌倉・江ノ島をみんなを引き連れていたのに、信じられない。若き日の地井さんをしのび、同級生のI君のご冥福を祈るばかりである・・・・・・・・・・。   合掌

 今日から7月1日、写真集団・上福岡の弟30年記念写真展は今日が最終日。期間中は毎日100名を超える入場者があったという。昨日30日午後3時から顧問である僕の作品合評が会場でおこなわれた。会員はもとより、多くの人たちが参加してくれた。ありがとうございました。合評は出品作をひとつひとつやるので2時間程かかったが、みなさん真剣に最後まで参加してくれたので、講師の僕もいつになく力が入った。全作品の合評を終えたときにはさすがに疲れたのだ・・・・・・・・。

この日は、会員はもちろん他の写真グループの人たちや写真家、画家などたくさんの方々が参加してくれた。僕の小学校、中学校時代の同級生も参加してくれたのはうれしかった・・・・・・・。みなさんに感謝~☆!

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僕の作品の「宮澤賢治 雨ニモマケズという祈りー 早池峰神楽」の前で、自らの作品評をする・・・・・・。

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松村敏興写真展「はな いのち」の作品について語る・・・・・・。30周年記念展にふさわしい力作であった。

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(ここまでの会場での合評風景の写真の撮影は、写真集団・上福岡の竹川義之会員)

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田中会長、山本事務局長を囲んでパチリ~☆!!

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 合評終了後、会場近くの讃岐うどんの店で、交流会をした。これも毎回の恒例行事だ。これには画家の美崎太洋さん、写真家の鈴木孝雄さん、菱山忠浩君、川越山岳写真協会代表の利根川敏夫さん、山本事務局長の旦那さん、それにこの場で写真集団・上福岡に入会を決意したTさんも参加。総勢18人の賑やかな会となった。席のあちこちで写真談議に花が咲き、ボルテージは上がる一方だった。会終了後、有志たちは2次会へと繰り出したのは言うまでもない・・・・・・・・。

★貧乏写真家・全日本お布施党党首の僕としてはやっとうれしい季節の到来となった!!お布施をいただいきました方々にこころからの感謝を申し上げます。  合掌

☆夜須のフルーツトマト200個 高知・Fさん  ☆新じゃが芋2キロ 埼玉・Yさん  ☆シャトーモンペラAOCボルドーブランのワイン 東京・Yさん  ☆山形 月山ワインの白赤、薩摩 芋焼酎一升 埼玉・Tさん  ☆鹿児島 山野井の炭焼き焼き豚、ロースとビーフの詰め合わせ 東京・Kさん  ☆小田原名産 早瀬の干ものセット 埼玉・Sさん。

 

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