写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.440] 2012年4月4日 春の暴風雨の翌日は、麗かな青空が広がった・・・・・。桜はいつの間にか花が開き、恒例のぶどうぱん社の”花見の会”の季節となった・・・・・・。

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昨日は4月とは思えないような「爆弾低気圧」。その暴風雨が日本列島中に傷跡を残して過ぎ去った今日はまるで嘘のような青空が広がった。昨日は僕も午前中から家の周りを片付けて強風に備えた。夕方には、珍しく一階と二階の雨戸を閉めた。そして息を殺すように暴風雨が過ぎ去るのを見守ったのである・・・・・・・。

青空の下、昼過ぎから郵便局や銀行へ行った。その道すがら、この前まで桜の蕾が固かったのにもう咲き始めていた。梅の花も今が満開だというのに。この光景は、まるで北国、東北地方などのようであった。この季節になると毎年、ぶどうぱん社の主催で「自然に感謝をこめて・・・・・お花見の会」を開いている。石神井公園に住んでいた頃も2度ほどしたが、恒例となったのは、こちらに戻ってからだ。今年で7度目となる。 

写真仲間や編集者など10数人でささやかにしている。近くの川の辺の桜の木の下で、手作りの料理を各自で持ち寄り一次会をする。次にぶどうぱん社兼我が家で、蕎麦打ち名人による蕎麦を振舞う嗜好だ。ここでも飲む。さらに足らない人、並びに昼の部に参加できなかった人たちが参加する三次会は、いつもの居酒屋・三福で午後6時ぐらいからはじまることになっている。僕は最初から参加しているので、年毎に疲れが増してくるようだが、がんばって付き合うことにしている。主催者だからね~☆

この花見の会は、暮におこなっている「望年会」とともに、ぶどうぱん社の2大行事だ。望年会の方は20数人が参加するが、花見は本当に気心がしれた人ばかり。日頃の感謝とのんびりと写真のこと、人生のことなどを持ち寄った肴をつまみながら酒を酌み交わそうという主旨だ・・・・・・・。かの時代より日本人は、花見酒に終わらず、雪見酒、月見酒などと、なにかと風流な遊び心を培ってきた。あまりにも世知が無い世の中、先人たちが残してくれたこうした風流な遊び心を失しなってはいけないのではないだろうか・・・・・・・・。 かっこつけて、本当は酒を飲みたいだけでは・・・・・といわれそうだが、僕の本心は前者の方ですぞ!!

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毎年、この桜の木の下で「花見の会」をおこなっている。今日は2分咲き程度だった・・・・・・。

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