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[no.391] 2011年12月8日 第37回「日本写真家協会賞」贈呈式、第7回「名取洋之助写真賞」受賞式、平成23年度会員相互祝賀会に参加・・・・・。

 

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主催者を代表して開会のあいさつに立つ、社団法人日本写真家協会の田沼武能会長(12月7日・東京・アルカディヤ市ヶ谷で)
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大勢の招待者と会員たちで会場は熱気ムンムン。第37回「日本写真家協会賞」は、神奈川県相模原市に贈られた。今年11回目となった「さがみはら写真賞」などの活動が高く評価されたのであろう。長年にわたって活動を支えてきた写真家の江成常夫さんに「おめでとうございます。良かったですね」と言ったら「本当によかった。これでまた続けられるよ・・・・」と顔をほころばしていた。
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新たに名誉会員に推挙された川田喜久治会員(左)と中谷吉隆会員(右)と田沼会長。
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アトラクションは、ジャズ歌手の奥土居美可さん。美しい歌声で東北の被災地支援の歌も歌い上げた。
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第7回「名取洋之助写真賞」を「硫酸に焼かれた人生ーナイラとセイダの物語」で受賞した林典子さんと会長を挟んで同奨励賞を「工場の少女たち」で受賞した山野雄樹君が餅つきに挑戦した。受賞作品展は、東京・冨士フイルムフォトサロンで2012年1月27日から2月2日まで。大阪・冨士フイルムフォトサロンで3月16日から22日まで開かれる。
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写真家の細江英公さんと「フォトコン」の若き坂本大士副編集長との記念写真。細江さんは、現在の写真雑誌は写真雑誌ではなくカメラ雑誌になってしまっていると本来の写真雑誌のありようを坂本君に熱く語った。そして「フォトコン」への今後の期待も・・・・・・・・。
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僕が撮った写真を細江さんは一枚一枚見て、「小松君、記念写真の本当の撮り方がわかってないね~、看板は全部いれないと駄目なんだよ~」という。僕は「細江さんと坂本君を撮りたいので看板は理解できる程度に入れました」というと「それではだめよ。ちゃんと写っていることによって、記録として意味があるんだから・・・・」と。何回も撮りなおしをさせられたのだ。とんだ所で「世界の細江」さんに直々に写真撮影論を伝授されたのである。
上の写真が最初に僕が撮った写真。下の写真が何度か撮りなおした写真。これでもきちんと第何回の数字が入ってないので、ダメ出しされたのだ。僕と細江さんのそんなやり取りに坂本副編集長は、目を丸くして聞いていた。

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社団法人日本写真家協会が7年前に30歳までの新進写真家の発掘と活動を奨励するために創設したのが「名取洋之助写真賞」だ。今回受賞した2作品とも正統なドキュメンタリー作品で名取洋之助賞にふさわしい内容だと思った。選考委員の一人の大島洋さんとも話をしたが、収穫のあった今回の賞だった。第8回となる「名取洋之助写真賞」の作品の募集期間は、2012年7月18日~8月20日までおこなわれる。詳しくはJPS事務局(03-3265-7451)まで。

ところで今回受賞した林典子さんは、僕が主宰している写真研究会「風」のメンバーであるYさんと写真学校の同期だったそうだ。それにしてもずいぶんと写真の創作方法などについて2人の考え方が違うなあ~と思った。写真そのものについても捉え方が根本的に違うのかもしれない・・・・・・。この写真学校出身で2人の先輩にあたる「風」同人の塩崎享君は現在、この学校で教えている。僕が「典子ちゃ~ん」と呼んだらこちらに振り向いてくれたのですかさずパチリ~☆☆☆

会は盛り上がっていたが、僕は、フォトエディターの堀瑞穂さんと板見浩史さんの3人で会場を後にした。近くの酒場でゆっくり飲みなおそうということになったのだ。3人だけで飲むのは久しぶりだった。3人が寄れば写真の話はもちろんだが、この夜は俄然俳句論だった。3人とも趣味で俳句をやってから長い。特に板見さんは、NHKなどの俳句番組にレギュラーとして出演している。3時間ほど語り合って、芋焼酎のボトルを2本空けてお開きにしたのである。なんだか心温まるいい夜であった・・・・・・・。

 

[♪ありがとうございます♪ ありがとうございます♪]

☆岡山のDさん 酒のつまみには僕は大好き~「瀬戸内海の雑魚とオオタコの干し物」 ☆埼玉のTさん 冬の食卓にはありがたい!「下仁田ネギと白菜と手作り梅干し」・・・・・・・  合掌

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