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[no.343] 2011年8月8日 『寺山修司の「牧羊神」時代ー青春俳句の日々』(松井牧歌著・朝日新聞出版社)の刊行を祝う会が俳句仲間が集って、ささやかにおこなわれた・・・・・・。

一昨日の6日が、広島にアメリカによって原爆が投下されて66回目の夏、明日9日が長崎に原爆が投下された日である。犠牲になった多くの方々、66年経ってもいまなお、放射能による原爆病によって苦しんでいる被害者の方々、そのご家族の方々に、心からの哀悼の意を捧げるとともに、お見舞いを申し上げる・・・・・・・・ 合掌

そしてこの春、3月11日に起きた福島原発事故によって、改ためて放射能の危険性を知った日本人は、今後原子力とどう向かいあっていくかという重い課題を突きつけらる時代に生きていかねばならない・・・・・・・・。

 

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「ぐんま山村フォトコンテスト写真展」が8月10日まで開かれている銀座にあるぐんま総合情報センター2F(ぐんまちゃん家)へ行ってみた。夕立の直後だったので会場は閑散としていた。 その足で銀座二コンサロンへ。江成常夫写真展「GAMA」を見に行った。
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出版された本をみんなで掲げて記念写真を撮った・・・・・・。最前列正面の女性が松井牧歌夫人の和子さん。一人おいて右が岡井輝毅「一滴」代表
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昨日は夕方5時から松井牧歌著『寺山修司の「牧羊神」時代ー青春俳句の日々』(朝日新聞出版)の刊行を祝っての会が銀座で行われた。牧歌さんのご夫人の和子さんをはじめ、主宰されていた「水路」の同人とぼくらと一緒にやっていた「一滴」の同人メンバー、朝日新聞出版の編集者らが参集した。機会があればこの本にについて書くが、「一滴」の創刊号から5号まで連載していた牧歌さんの原稿を中心にまとめたもの。解説を俳人の齋藤慎爾さんが、あとがきを「一滴」代表の岡井輝毅さんが手筆しいている。寺山の高校時代の貴重な未発表俳句や手紙が収録されていて、文学資料としても価値ある一冊である。
和子さんと牧歌さんの青春時代と俳句を僕が、「一滴」の牧歌追悼号に書いたので、とても喜んでいただき、東京四季出版から1991年に発行された松井牧歌句集『牧歌』をわざわざお持ちいただいた。うれしかった。

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会を終えた後、「一滴」同人数人でホテルオオクラのバーへ行って俳句・写真論議をしながらブランデーをしばし傾けた。メンバーの一人が常連なので、驕ってもらったのだ・・・・・・・・・。

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