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[no.342] 2011年8月6日 石川直樹君☆第30回土門拳賞受賞おめでとう!! 神保町の中国美術書籍専門店・蘭花堂へより、立ち飲み酒屋へ・・・・・・。

 

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受賞のあいさつをする石川直樹さん
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((株)二コンイメージングジャパン取締役会長の西岡隆男さんと話す石川君
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毎日新聞社主筆の岸井成格さんが、主催者を代表してあいさつをのべた(写真中央)

昨日は、毎日新聞社主催の第30回土門拳賞受賞式とパーティが都内の学士会館で開かれた。石川直樹君の受賞なので無理をして出席した。午後2時からという時間帯なので暑い盛りを出かけたのだった。僕も第10回と19回目の土門拳賞の最終作品に残ったが、縁がなかったのだろう。今回の受賞作品は、写真集「CORONA]。南太平洋のポリネシア・トライアングルと呼ばれる広大な海域に暮らす同種の言語と共通の文化を有する海洋民を10年間にわたり追った旅をまとめたもの。受賞については賛否両論聞いたが、1977年生まれの石川君が、ある意味、日本写真界の頂点ともいえる土門拳賞を受賞したことは、今後の彼の写真人生にどう影響をもたらすか、彼自身が背負う課題であろう。僕は石川君のさらなる飛躍を望んでいる一人ではある・・・・・・・。
日本写真家協会創立60周年祝賀会以来の土門拳先生の娘さんである真魚さんと思い出話を懐かしく話した。いわゆる写真家はあんまり参加していなかった。選考委員の江成常夫さん、内藤正敏さん、野町和嘉さん他、数名だった。長い居は無用と思い早々に会場を後にした。

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学士会館は神保町にあるので、久しぶりに古本屋街をのんびりと歩いてみた。何軒か覗いてみたが、どの店も閑散としていて、人通りも少ない。友人の作家・Nが店主をしている蘭花堂へ行ってみた。あいにく本人はいなかったが、奥様がいてしばし話し込んできた。古本屋もずいぶんと閉店して、町も様変わりした感じがした。やたらとチャラチャラした飲み屋も増えた。以前は、よく利用していた喫茶店がそのままで営業していたのがうれしかったのでパチリ。蘭花堂で『満州昭和15年』桑原甲子雄写真集を求めて帰路についた。古本屋街の路地裏まで、真夏の西日が容赦なく照りつけていた・・・・・・・。
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家の近所の酒屋さんの津軽出身の女将。しかしこの酒屋、ほとんど小売りはしていない。大口の配達のみ。後はごらんの通り、立ち飲みで酒を飲ますのだ。近所の老若男女が早い時間から遅くまでわさわさおし掛けている。津軽美人の女将の人気も一役かっているのだろう。それに白い柴犬の「さくら」も・・・・・・・。
下の写真は、たまたま樽席で同じになった初めて会ったお客さん。スポーツジム仲間だという。カメラを向けると、いかにもスポーツジム仲間らしいポーズをしてくれた。
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