写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.314] 2011年5月31日  ☆田中四郎写真集『心のふるさと雲南』(6月刊・光陽出版社)、☆重松清・澤口たまみ・小松健一著『宮澤賢治ー雨ニモ負ケズという祈り』(7月刊・新潮社)、☆瀬下太刀男写真集『瀧 巡礼』(7月刊・ぶどうぱん社)、☆鈴木孝雄写真集『我がここの山嶺』(8月刊・ぶどうぱん社)の4冊が一斉に進行中!!☆☆☆☆

 

SDIM4682.JPG

SDIM4687.JPG
台風一過のような青空が広がり、強風が吹き荒れた昨日、8月刊行の鈴木孝雄写真集『我がここの山嶺』の中に収録するインタビューがおこなわれた。インタビューをお願いしたのはフォトエデターの堀瑞穂さん。「アサヒカメラ」副編集長時代から名編集者として定評がある。堀さんとは30年来の付き合いで、俳句をはじめ、文学にも造詣が深く、また酒、料理が好きなので何だかんだと会う機会が多いのだ。そう言う意味では仕事を抜きにした友人である。写真の撮影は、いまや新進気鋭の写真家・塩崎享君。翌日早朝から山形へ撮影に行くことになっているが、遅くまで付き合ってくれた。
作者の鈴木孝雄さんが、6月14日から半月間程どうしてもぺルー・アンデスへ撮影に入って、1点でも2点でもアンデス山脈の良い写真を撮りたいと言うので、それでまた工程を急がなければならなくなったのである。この日、インタビューを終えた後で、鈴木さんの地元で、地元産の芋焼酎をしたたかに飲んだ。蔵元は伊豆七島の八丈島だが、泡盛に似た独特な風味があって4合瓶2本をぺロッと空けてしまったのである・・・・・。
SDIM4690.JPG

見出しに書いてある通り、その他に『我がこころの山嶺』と同じA4版最大サイズの写真集『瀧 巡礼』とA4版変形の『心のふるさと雲南』、それに僕自身の『宮澤賢治ー雨ニモ負ケズという祈り』を抱えて同時進行をしている。宮澤賢治の本を除いては、編集・構成をはじめ印刷関係もふくめて任せられているので、正直ちくっと忙しい。

サハリンから戻ってすぐに家に篭もり、僕が担当して出筆する「保阪嘉内と宮澤賢治について」は、一気に書き上げた。写真も全て入稿して全ページのレイアウトもほぼ出来上がっている。『心のふるさと雲南』は、印刷工場との最終的な詰めの段階まで来ているのでもう少しだ。『瀧 巡礼』については、テスト製版が出ており、これから印刷工場と打ち合わせに入るとこ。寄稿文を瀧の写真の第一人者である写真家・北中康文さんにお願いして、すでに原稿はいただいている。2月に写真スケッチ集「啄木への旅」を出してから出版が続いているので落ち着いてじっくりと自分の作品の企画などが考えられないが、人の作品であっても、やはりすばらしい作品に出会うと協力したくなってしまう。もちろん僕自身の勉強にもなるのは言うまでもない・・・・・・。今年の夏はご期待ください☆!!

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。