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[no.284] 2011年3月17日 「東北・関東大震災」発生から1週間、被災したみなさんと心ひとつにがんばろう ☆ ヒマラヤの国・ネパールからも見舞いのメールが届く!!

 

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今日であの悲惨な三陸沖の巨大地震が発生してから1週間となる。被災されたみなさんをはじめ、ボランティアの人たちなど現地では大勢の人たちが力を合わせてがんばっている。僕等も同じ日本人。こころを同じくして一人ひとりがそれぞれの場でできることをして連帯していこう☆!

今日、ヒマラヤの国・ネパールの写真の教え子からメールが入った。いまネパールの首都カトマンドュウでは、一日14時間の停電が続いているのだそうだ。これは何か事故がおきたのでなくて一年を通じてそうなのである。僕が行っていた頃は、一日7時間停電というのは、よくあったがいまや14時間になったのかと驚いたが、そのネパールの写真仲間や家族がみな、日本の友人たちと日本のことを心配してやっとの思いでメールをしてくれたのである。うれしいではないか・・・・・。ネパールでも毎日のテレビや新聞の日本のニュースを釘付けのようにみているとのこと。福島原発や停電のこと、津波の被害のことなどもふくめてよく情報をしっていた。テレビや新聞にしても現地では、充分な状態ではないことはよく知っているが、そのなかでもあれだけ被害を受けた日本の状況がヒマラヤの国にも流れているのだと思うと”人類は兄弟”という実感が湧いてくる。またこの間、全国各地の人たちからメールや電話で、ご心配をいただき、こころからの感謝を申し上げる次第である・・・・・・。合掌

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今日9日間ぶりに買い物に行ってみた。地震のおきた2日前の3月9日に、何故か米や電池、ティシュなど普段めったに買わないものを買ったのだが、さすがに食料は少なくなったのでスーパーを3店舗回った。どの店の棚もなにもない。僕がよく買う納豆、豆腐、もやし、缶詰、インスタントラーメンなどは皆無なのである。トイレットペーパー、ティシュ、米、パンなどもいつもは山積みされているのに跡形もないのである・・・・・。テレビのニュースで買いだめにみんなが走っているとは聞いたが信じられなかった。ここは「世界一の豊かな東京」だぜよ。しかし、現実の光景は・・・・・・みな買い物客の眼が血走って殺気だっているのだ。レジをすましたおばさんたちが口々に「この世の終わりかとおもったわ・・・・」、「人生お金など持っていても仕方ない、こんな時にこそ使わなければね・・・・」などと雑談していた。それぞれ両手に抱えきれないような買い物袋をぶらさげたまま・・・・・。僕は売れ残り物の「三陸産いかの塩辛」や「気仙沼産のめかぶ」など買ってきた。

それにしてもさまざまな催しものや仕事の打ち合わせなどが次々とキャンセルや延期となっている。僕の関連したものだけでも昨日開催予定だった毎日新聞社主催の第30回「土門拳賞」受賞式をはじめ、これまでに10件が中止ならび延期となっている。御陰様で僕などは、暇な上に一層暇となって今月のスケジュール表は、ほとんどが真っ白である。うれしい限りだ・・・。と開き直ってもいられないがね。現状は・・・・。でもこの際、大いに読書でもしょう。灯りの要らない昼間に・・・・・・。

[上の写真は、家にあるもので作った今朝の食事。たらこパスタ、最後の夜須トマトを使ったレタスサラダ、大仙納豆、パントエア菌入り大分産青汁]

 

 

 

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