写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.267] 2011年2月7日 「平成22年度ぐんま山村フォトコンテスト」表彰式に参加。伊香保温泉、榛名湖、榛名神社、そして母と40数年ぶりの豆まきをした・・・・。

2月に入って初めてのブログ更新である。2月1日は、久しぶりに朝日新聞の友人たちと津田塾大の教授をしている友人とで遅い新年会をした。20数年前からの付き合いだからみな50歳代になった。論説委員や編集委員という肩書きが名刺につくようになったのをみると時代の流れを感じる。社会や政治について熱く論じていた若き時代が懐かしかった。それでも3年ぶりの再会は、楽しかった。それぞれ異なる道を歩んではいるが、こうして友と会って酒を飲み交わしながら語るのは良いものである。これからは年に2~3度は集まろうと約束して別れた・・・・・・・。

 

翌2日から6日まで、上州へ行っていた。今日から3回に分けてレポートする。まず2日は「平成22年度ぐんま山村フォトコンテスト」の表彰式と入賞・入選作品の写真展の作品講評をするために、群馬県庁1階の県民ホールへ行った。県庁の32階にあるバングラデシュの料理人が作る石焼カレーの店で、食事をしながら白銀の浅間山、谷川岳をはじめとした上越国境の雪山を堪能した。僕はこの風景を見る度に、ヒマラヤの町を思い出すのである。表彰式には県内外から受賞者約30人が参列し、その後の合評会にも多数の人が参加してくれた。終了後、「写真集団・上福岡」のメンバーたちと伊香保温泉へ行った。毎年、この写真展に合わせて写真の勉強会と撮影会をしているのだ。弟の修二が板長をしている老舗旅館でのんびりと名湯に浸かり、新鮮な魚料理などを満喫した夜であった。

 

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翌、3日は冬晴れで宿の部屋からパノラマに朝焼けの白銀の山々が見渡せた。黄金の湯の露天風呂に浸かりながらのこの眺めは最高である。この日は近くの榛名湖と最近開運の運気スポットとして人気が高まっている榛名神社へ撮影に行った。昨年12月に母と85歳になる伯母を伴って参拝したばかりであったが。はじめての人もいたし、瀧をモチーフとして撮影している人もいたのでここにしたのだ。案の定この冬の寒さで、榛名湖は数年ぶりに湖面が全面凍結し、わかさぎ釣りが解禁となっていた。平日なのに2~300人の太公望が氷上で釣り糸を垂れていた。榛名神社へ上がる参道脇を流れる榛名川も凍結し、瀧も全面的に氷結していてフォトジェニックであった。みな無言で時のたつのも忘れて、思い思いにシャッターを切りまくっていた。
この日は実家へ泊まった。実に40数年ぶりに母と豆まきをした。お不動さんから頂いてきた枡に入った大豆を母と2人で「鬼は外、福は内」と言いながらぶつけあった。子どもが小さかった頃までは僕の家でも必ず節分をしたものだが、ここ数十年はご無沙汰していたのでずいぶんと懐かしかった・・・・・・。酒のつまみにしながら炒った豆を歳の数だけきっちりと僕は食べたが、さすがに母は歳の数は食べれなかった・・・・・・。

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