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[no.263] 2011年1月25日 病院の治療代、薬代が高くなっているのには本当に驚く。そして今度は低所得者層に、重く負担がかかる消費税の増税が当たり前のような論調がまかり通っている・・・・・。

 

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☆北海道・小樽運河の夜明け。運河で唯一埋め立てられる前の面影を残す場所。左の4階建ての建物は、作家・小林多喜二の小説『工場細胞』のモデルとなった北海道製缶工場の第三倉庫だ。歌人・石川啄木は、当時4歳で秋田から家族と共に小樽に引越してきた多喜二とわずか20日間余りではあるが、同じ小樽の空気を吸っている。啄木は「かなしきは小樽の町よ/歌ふことなき人人の/声の荒さよ」と開拓精神にあふるるエネルギシュな小樽の町の印象を詠んだ。(石川啄木没後100年記念・写真スケッチ集「啄木への旅」より)

 

先週末は内科、眼科、歯科と3つの病院を廻った。そして明日、呼吸器科へ行く。内科と眼科は2ヶ月に1度。呼吸器科は毎月、歯科と耳鼻科は具合が悪いので治療に行っていた。この治療代が大きい。薬代もあわせるとは45000円を超える。今回はインフルエンザの予防接種の注射と花粉症アレルギー予防の薬が入っているので10000円ほど高くなっているが、毎回の通院でも30000円程にはなる。僕はフリーの写真家だからいわゆる国民健康保険、3割負担だ。正直言って、還暦前の僕にとっても、相当生活面では大きな負担となる。高齢者にとっては、病気になってもおちおちと病院へも行けないのが実態だろう。その上、いま政府は、僕らみたいな貧しい者ほどその負担感が増す消費税の10%の引き上げを本格的に論議するという。つい2~3年前、自民・公明政権のときに、保険の改正をしてこれで100年間は安心と言っていたのはどうしたのだ。民主党へと政権交代したからと言って、国民に約束したことを反故にしていいと思っているのか!と本当に腹が立つ日々である。例え消費税を上げるにせよヨーロッパみたいに食料品や一般の生活品には消費税をかけるな!!プリ!プリ!・・・・・。

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