写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.231] 2010年11月9日 写真研究会「風」メールマガジン 「W I N D S T I M E S 風通信 ♯007 」発行!例会報告、写真展案内、合宿研究会の日程などの記事が満載!!

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W I N D S T I M E S  風通信 ♯007
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次回写真研究会「風」例会のお知らせ

日時:12月11日(土)(土)13時~ 
場所:世田谷区 新町地区会館 
住所:世田谷区新町2-21-10

*終了後、三軒茶屋・「味とめ」で”風の望年会”をおこないますので
こちらにもご参加ください。(欠席の方は事務局までお知らせ下さい。)

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写真研究会「風」8月例会の報告
 
8月21日(土)の例会は、午前中(出席者・小松先生、鈴木紀夫さん、森さん、山崎さん、
吉田)東京都写真美術館でJPS創立60周年記念写真展「おんな」を鑑賞しました。会場
には戦後の日本復興の歴史とともに、女性たちがどのように生き抜いてきたか、又、現代
の女性たちの姿、そして未来の女性像を予感させるような作品211点が展示されていまし
た。日本の歴史に残る名作も多数展示され大変見ごたえのある展覧会でした。

午後からは新町区民舘に場所を移し講評会が行われました。(参加者・鈴木紀・森・平元
千代田・吉田)ゲストとして上海の取材旅行から前日帰国したばかりの山崎政幸さんも参
加されました。各自、個展・グループ展・雑誌のグラビアのための作品選び及び構成と明
確な目的があった為、大変効率よく講評会は進められていきました。平元さんは1年半撮
り続けた数百点の作品の中から50点に絞込みました。研究会に参加してから撮り始めた
という干潟は季節を追い日を追うごとに愛着もわき、こつこつと撮りためた結果が大きな
成果を生むということを学びました。タイトルも「名古屋・藤前干潟―いのちの物語」に決
定しました。千代田さんは年内開催の個展用に新たに幾つかの作品を持参されましたが、
鶴見線上の工場地帯とその周辺を撮影した作品は見ごたえがありました。千代田さんの
心の断片をも垣間見るような作品となりました。

森さんは以前から撮りためている野菜の花。どんどん円熟味も増しそろそろ展覧会として
開花される時期が来ているようです。
鈴木紀夫さんの「靖国ワンダーランド」が雑誌「季論21」の巻頭グラビア8ページに掲載さ
れるため その構成を行いました。みんなで意見交換しながら 紙面さながらに組まれてい
きました。山崎さんは最新の上海の情景をPCを使用して紹介してくださいました。
吉田は 昨年撮影したインドの作品を30点ほど持参しグループ展のために構成のご指導
をいただきました。
今回は 質問もいろいろ出ました。「写真に思いを載せる方法は?」という問いに主宰は俳
句での季語を例に説明をしていただきました。また、グラビアには縦位置の写真が比率とし
て多いなど実践的なことも学びました。

例会後はいつもの 三軒茶屋の居酒屋にて懇親会が行われました。今回は全員が参加
して途中から元メンバーの写真家・菱山忠浩さんも参加し更に写真談義に花が咲き夜は
どんどんと更けていったのでした。(吉田記)

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写真研究会「風」10月例会の報告

10月16日(土)風例会が行なわれました。出席者は 鈴木紀、加藤、平元、吉田の5名。
平元さんは今までの「藤巻干潟―いのちの物語」と新作「荒池」をモチーフとした作品30
点ほどを持参されました。背景を気にせず、視点を絞ることが大切という主宰の言葉に頷
いておられました。加藤さんは、今まで撮り貯めた在日朝鮮学校の作品をいよいよまとめ
る時期に入ってきました。構成はまた後日、時間を取るということになりました。

また何故自分がこの被写体に取り組んできたのか、論議して文章にまとめ始めることとな
りました。吉田は「誕生」という題名の作品を20枚構成で持参。最後は鈴木事務局長の作
品。この6~7年間、JRの青春18キップで北海道から沖縄までを普通電車を中心にして
旅をした写真日記です。年内にこの作品と中国、ネパールのモノクロ作品をバラ板印画紙
でプリントすると語っていました。
例会後は塩崎さんも参加して三軒茶屋の「味とめ」にて懇親会が行われました。(吉田記)

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写真展のおしらせ

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高田昭雄・紀美子夫婦写真展

「ヒマラヤに神々と暮らす人々」高田昭雄
「ヒマラヤッ子」高田紀美子

日時:2011年1月4日(火)~1月9日(日) 9:00~17:00
場所:エネルギアプラザギァラリー
住所:岡山市北区内山下1-11-1


小松先生の誘いで2000年9月、遠い存在だったヒマヤラ・ネパールに行く機会がもてた。名
所、旧跡を巡る観光旅行でなく、その国の歴史や文化を学び、大きな自然に抱かれ、人と
して失ってはならないもの、真の豊かさとは・・自分を再発見する感動的な旅であった。湧
いてくる感動をファインダーに収めることなかなかできなかったが、2009年まで7回延べ100
日以上、二人でヒマラヤ山麓を歩いた記録で、二人のそれぞれの視点の違いを観ていただ
きたい。

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第2回チベット山岳写真協会展

日時:12月10日(金)~16日(木)  
場所:フレームマン・エキジビションサロン銀座
住所:東京都中央区銀座5-1銀座ファイブ2F

小松主宰が顧問を務めているので特別出品で2作品を出展。会長を務めている烏里烏沙
氏も2作品を出展しますのでぜひ見に行ってください。

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gallery bauhaus 4周年記念特別展 「THE COLLECTION」

日時:2010年11月4日~2011年1月29日
場所:gallery bauhaus
住所:東京都千代田区外神田2-19-14-101
電話:03-5294-2566

元会員の早川愛子さんが参加します。ニューヨークを題材とした作品2点が展示されます。

JR御茶ノ水駅下車。聖橋方面出口へ。聖橋を渡り、右に湯島聖堂を見ながら真っ直ぐ進
む。最初の信号(交差点)を越えて、2つ目の路地を右折。15メートル程歩いた左側、前
に柿の木のあるビルがgallery bauhaus。駅から徒歩6~7分程度。

下記のURLにて展示会の詳細をご参照頂けます。
http://www.gallery-bauhaus.com/101104_collection3.html

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写真研究会「風」の2010年度合宿研究会の日程決まる!!

日時:2011年2月5日(土)~6日(日)
会場:群馬県伊香保温泉・「金太夫」

*作家林芙美子の名作『浮雲』に登場する老舗旅館です。
詳しい日程や参加費などについては次号でお知らせしますので、この日を今から予定し
ておいてください。同人・会員以外の参加もできます。今回はオプションで会終了後、上
州の温泉などゆっくりと旅したい人は、2~3日でしたら主宰が案内してくれるそうですの
で早めにその旨お知らせ下さい。

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編集後記

先日武蔵野美術大学の学園祭に行ってきました。家から歩いていけるので、今年も見に
行ってきました。数年前の学園祭で写真のプリントを露店で売っている学生がいましたが、
今では読売新聞のカメラマンとして活躍されているようです。彼のクレジットが入った写真
を見ると嬉しくなります。
 
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Publisher_Kenichi Komatsu. Text by_Kayo Yoshida. Editor_Toru Shiozaki. © windstimes 2010


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☆写真2点は、11月6日~9日のイーハトーブ・岩手県の取材で撮影したもの。1点目は岩手山麓の鞍掛山の森のなかで。2点目は啄木、賢治の母校である盛岡一中(現盛岡一高)の校庭で。

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