写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.235] 2010年11月14日 オフィシャルサイトの”GALLERY”に写真アップ開始!!浅葉克巳さんとばったりと会ってに久しぶりに飲む。タムロン写真同好会のオープニングパーティに参加した・・・・・。

 

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11月12日よりはじめて本格的に、このサイトの「ギヤラリー」に作品をアップし始めた。ソフトなどの大幅な改定は7月には終了していたのだが、実際に稼動させるとなるといろいろと大変で、僕自身もなかなかその気になれなかったこともあった。このままだらだらしていてもしょうがないし、このオフィシャルサイトを立ち上げるのに心から協力してくれた人たちにも申しわけが立たないと一念発起したのである。まずはサイトの管理者であるY君の事務所に行って使い方から手ほどきを受けた。この事務者は、写真家の塩崎君らが運営しているスタジオでもある。彼も来てくれて、まったくのコンピュター音痴の僕に対して丁寧に教えてくれたのだ。感謝!!当面、1000点をアップしますのでご期待ください。毎日数十点づつでもコツコツと、のろまな僕ですががんばっていきま~す。先ずは「ネパール・ヒマラヤ」の作品から始めるぜよ・・・・・・。

「写真家 小松健一のオフィシャルサイト」がスタートしてちょうど1年半余りとなる。いままでのアクセス数は18000回を超えた。これは1台のコンピュターから1日に何回アクセスしても1回としてしかカウントされない数字なので結構多くの人びとが見てくれていることになる。ちなみにこの1年間で、日本以外のどんな国からのアクセスがあったか調べてみたがこれにはちょぴり驚いた。以下ここに列記してみよう。ロシア、中国、カナダ、アメリカ、トルコ、フリピィン、ベトナム、タイ、ルーマニア、エストニア、ブラジル、チリ、ペルー、フランス、ネパール、オーストラリア、マレーシア、メキシコ、イギリス、ドイツ、イタリア、イラン、台湾、韓国の24カ国である。アフリカ大陸を除いてすべての大陸の国々である。僕はこの結果をみて「う~」と唸るしかないのだった。今やこういう時代なのだと。国境も民族もないのだ。いま日本では尖閣列島のビデオ流失問題が国会等で問題になっているが、改めて現代のデジタル・ネットワーク社会というものを再認識させられた思いがした。

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写真家の烏里烏沙君が22日ぶりにチベット側からのチョモランマ(エベレスト)撮影から2日前に帰国したので渋谷のハチ公前で待ち合わせをした。標高5000メートル以上の高地でのテント生活は堪えたらしく少し頬ガこけていた。「テントのなかでお湯を沸かしてコーヒーを飲んでいるうちに中で凍ってしまうのですよ・・・」と笑っていた。しかしこの18日から来月の初旬までまた、中国の雲南省の山岳部に出かけるという。「体と家族はは大丈夫か・・・・」と尋ねると「小松さん来年1月に四川省とチベットの境辺りにまたいきましょうよ」などと言ってのけているのだ・・・・・。もうすっかりと冬色になってしまった渋谷の街は、若者ばかりで僕らには落ち着かない。しかし駅の近くで一箇所だけ昔ながら雰囲気が残り、ジャリタレどもが来て騒いでない場所がある。かれこれ30年以上前から来ている店もまだ何軒か存在している。そのひとつに烏里君を誘った。写真専門学校の授業を終えて塩崎君も駆けつけてきた。おでんや関さばの一夜干しで一杯やっているとアートデレクターの浅葉克巳さんが突然入ってきた。ぶらりと初めて入った店だという。すぐに「やあ~ご無沙汰しています。その節はありがとうございました・・・」とあいさつをした。烏里君も前に一緒に飲んで顔見知りだったらしく親しそうにあいさつを交わしていた。

浅葉さんといえば、日本の広告の歴史上、名作といわれている数々のポスター制作をはじめ、中国・ナシ族の象形文字のトンパ文字の研究などその道では第一人者である。例えば民主党のあの円がふたつくっいてるロゴマークや長野オリンピックの公式ポスターも浅葉さんの作品である。西武百貨店の「おいしい生活」、「不思議 大好き」、「お手本は自然界」などのコピーとともに斬新なポスターは一世を風靡したので記憶にある人もいるだろう。そうした長年の作家活動が評価され、紫綬褒章、日本アカデミー賞、第12回亀倉雄策賞など多くの賞を受賞している。

いまから6年前に、その大アートデレクターに「日本写真家ユニオン」のロゴマークのデザインを依頼したのである。僕ガ担当だったので青山の事務所に何回も足を運んだ。「謝礼は数百万円はするのにどうするんだ?・・・」という心配する声もあったが、まずは当って砕けろの気持ちでコンタクトをとった。実際に本人に会うととても気持ちのいい人で、僕らが新しく結成するユニオンの主旨も理解していただき快く引き受けてくれた。ところでお礼なのですが・・・と恐る恐る言うと「いくら払えますか」というので僕は「多くても20万円が限界です」と率直に答えた。すると浅葉さんは「ではお金はいりません。ボランテアでやりましよう」とさらっと言った。一瞬「えっ!????」という感じになったが、では「僕の持っている秘蔵酒3本を持ってきますよ」と言ったら浅葉さんは「そっちの方がうれしいな~」と笑った。たまたまその時に持ち合わせていたネパールヒマラヤのムスタン地方で作ったりんごのブランデーをコップに注いで飲んでもらったら「これはいいね~」といかにも旨そうに飲んでいた。そんなことが縁となりその後、浅葉さんの得意な卓球なども一緒にやったことがあった。・・・・・・そんなことを渋谷のんべぇ横丁の一番奥まった小さなおでんやで浅葉さんと偶然に会って、思い出したのである・・・・。

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昨日、タムロンの写真同好会の第4回グループ写真展のオープニングパーティに出席した。日頃、お世話になっているからということもあったが、写真研究会「風」のメンバーであるTさんがこのグループの世話役をしていて彼女も力作を出品しているからである。神田古本屋街を久しぶりにのんびりと九段から歩いた。会場は「ギャラリーCORSO」(03-3556-3636)、期間は11月21日までだ。カメラメーカーで働く人たちがこうした写真を創作することに何らかの形で係わっているということはとても良い事だと思う。僕は少し遅れて行ったが写真家やカメラ雑誌の編集長、他のカメラ、レンズメーカーの担当者など大勢きていて賑やかであった。僕はあまり知っている人がいなかったのでシグマの経営企画室課長のKさんとゆっくりと話をした。Tさんはタムロンの広報・宣伝部長なのだから本来は、お互いにライバル社同士。しかし写真創作者という意味では、お互いによき仲間であり、ライバルでもある。僕はこういう関係はいいな~と思いつつ、くぴくぴとスパークワインを独りあおっていたのだ。Tさんのご主人が飼い犬2頭と一緒に写真展を見にきた。ワンちゃんが写真を見に来るのは愉快なのでTさんと記念にパチリ!・・・・でした。

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