8月26日の昼前に自宅を出て、羽田から高知へ向かった。第64回高知県美術展覧会の写真部門の1次審査のためである。この展覧会は高知新聞社とRKC高知放送が主催するものだ。僕が審査員をするのは、昨年に引き続き2年目。写真の他に洋画、日本画、立体作品、彫刻、工芸、書道、グラフィックデザインの8部門が同時におこなわれる。高知県においては、芸術の一大イベントである。審査は27日一日で、28日、29日は坂本龍馬ゆかりの地や土佐の小さな漁港、土佐電鉄などを取材した。初日から朝、昼、夜とも毎日カツオを食べまくった旅であった。いつになく大河ドラマの影響で土佐の街はどこに行っても人が多く「龍馬伝」様様という感があったが、やはり僕は静かなおっとりとした土佐の町が好きぜよ・・・・・。”土佐日記”の旅を写真を中心に2回に分けて報告する。
写真は、土佐湾上空から龍馬高知空港へ到着するまで。普段あまり飛行機からは撮影しないのだが、窓から見ていたらあまりに美しかったので、めずらしくシャッターを切った。