写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2009年6月1日 土佐から初夏の果物、「小夏」が届いた。 

瀬戸内の闇を越えきし夏の蝶   小松風写

 

今日6月1日は、「写真の日」。久しぶりの梅雨の晴れ間に、溜まっていた洗濯物を干していたら、土佐の知人から「小夏」が届いた。初夏の果物として土佐で最近、力をいれている農産物である。食べ方は、クリーム色の外皮をりんごをむくように薄くむき、白い内皮を残して食べる。この白い部分が爽やかな味がして旨い。高松の友人からも毎年届くものに「讃岐うどん」がある。これは星の数ほどある讃岐うどんの中でも推薦できる代物である。「石丸」というメーカーのもので、半生・包丁切りだ。赤穂の天塩を使っているので一味違うのである。釜揚げ、ざる、かけ・・・何でも旨いが、特に旨いのがいわゆるぶっかけ、釜たまうどんである。一度お試しあれ!

実は、僕はそれなりにれっきとした写真家ではあると思うが、決してメジャーでもなければ裕福でもない。つまり、現在の「格差社会」といわれるなかでは、落ちこぼれの部類に入るのだろう。まあ、僕の周りで作家活動を追求している写真家たちは、多かれ、少なかれ似た様な境遇である。そこで全国各地の友人、知人、写真の生徒などが、僕の貧乏暮らしを良く心得ていてくれて、また健康面なども気にかけてくれて、季節の折折に野菜、果物、魚をはじめ特産品やら名物など、時には酒まで送ってくれるのである。そうした優しい行為によって、確かに一人のフリー写真家が生き継いでいられることも事実なのではある。口の悪い仲間は、「お布施写真家」などとと冗談を言うものもあるが・・・・・・。兎にも角にも、なんともありがたいことだ。ただただ、こころから感謝するばかりである。  合掌。

土佐から送られてきた「小夏」と高松から届いた讃岐うどん
土佐から送られてきた「小夏」と高松から届いた讃岐うどん

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