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2009年5月22日 砂丘らっきょうを4キロ漬けた!

この季節になると、八百屋の店先で気になるものがある。それはらっきょうだ。今年も、砂丘らっきょうを漬けた。3年前に2キロ漬けたのが、病み付きとなり、去年は3キロ、そして今年はとうとう4キロも土の付いたらっきょうを買い求めてきた。昨年までのガラス瓶では足らず、5キロ入る瓶も買ってきた。値段は500グラムで480円だったから、去年よりも若干上がった気がした。今年のらっきょうは、鹿児島産だったので、薩摩の黒酢をたっぷりと使った。それに香川県産の純正蜂蜜も・・・・・。こうしたオリジナルな味付けにするのが楽しいのだ。 

 約2週間ほど漬けこむといただけるようになるのだが、さらに漬け込んでいってもおいしくなる。去年漬け終えた汁は、いろいろな料理にも使えるので、捨てずにペットボトルに入れて冷蔵庫にとってある。実は家の中は、僕が作ったさまざまな果実酒??がいっぱいあるのだ。中国の雲南や四川省の山間部で仕入れてきた天然の朝鮮人参やクコの実をはじめ、梅、枇杷の種など。珍しいのは、信州・奥伊那で求めたスズメ蜂入りの酒。持ち主よれば、プロレスラーのジャイアント馬場さんが特注して年2~3本作っていたのだが、突然亡くなったので僕に譲ると言うのだ。ちなみに馬場さんは、まったく酒は飲めない方らしいが、体力増強のためにこのスズメ蜂がそのままの姿で浸かっている酒をやっていたらしい。 では、僕も馬場さんにあやかってと思い、想像を膨らませて、こっそりと飲んでいたがある時、それを知った友人が「スズメ蜂の毒は、目によくないらしいよ。君は写真家、目が命だからやめた方がいい」などと脅かすので、それっきり飲んでない。他の酒も然りで、すでに10数年がたって美味しそうな琥珀色をしたまま、我が家でひたすら眠っているのである。 

 

20090522
鹿児島産の砂丘らっきょう。葱は自家製を友達が送ってきてくれたもの。らっきょうの季語は夏。虚子や蛇笏も詠んでいるが、あまりできばえはよろしくないような・・・・・。

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